編集日時:2022年03月30日(水) 16:23:17履歴
どうもまおの小説です。小説を読む前に↓の※をご確認ください
※小説の中に稀に絵を入れることがあります
※フィクションです。
※下手です。
※登場人物として同好会の皆さんを出すことがあります。小説に出たい人はコメント欄で
では本編をどうぞお楽しみください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
バトデラ好戦 本編
R勢A「さっきの剣術馬鹿弱かったな〜!ww」
R勢B「次はどいつを襲う?ww」
R勢A「マスターとかどう?」
R勢B「マスター?」
R勢A「最近有名な非R勢でさー、R勢を一人で100人も沈めたらしいぜ」
R勢B「はっ…強え奴なんて噂だけだろ。」
R勢A「っつーわけで、俺達でそのマスターをぶっ飛ばしにいこってわけ!」
九楽 澪「その前に相手にする奴がいんじゃねーの?」
・・・
謎の沈黙
R勢B「!?…お前、いつからそこに!?」
R勢A「また、ぶっとばされにきたのk…」
バキャッ!!
俺は勢いよく竹刀を頭にぶつけた。
R勢は一瞬で地面に倒れた
R勢B「へ…?」
九楽 澪「次。」
R勢C「て、テメェ!!武器使うなんて卑怯だぞ!」
九楽 澪「卑怯?…どの口が言ってんだ?一人に多数で挑むテメェらR勢の方が1億倍卑怯なんだよ!!」
R勢B「…なんだと!?」
九楽 澪「いいから全員かかってこいって。まさかそんな多人数でも怖いってのかよ?」
R勢B,C「カチン…」
R勢C「上等だコラァァァ!!」
バキャッ!!バキャッバキッ!!
次々かかってくるR勢を全員竹刀で叩きのめした
R勢「ぐふっ…げふっ」
九楽 澪「フゥ…フゥ…」
パチパチパチパチ…
聞き覚えのある拍手が響く
マスター「いいねいいね!!俺が見込んだ通り!」
九楽 澪「!…お前さっきの…『マスター』だっけ?…」
いつの間に…
マスター「またタメ口?一応君の1コ上、16なんだけど」
九楽 澪「え…なんで俺の年齢知ってんの?」
マスター「っというかそんなことよりさぁ、俺コイツらのボスなんだよねー」
指を転がったR勢に差す
九楽 澪「ボスって…まさかお前らもR勢?」
???「イナミぃ。こんな野郎をどうする気だぁ?」
九楽 澪「!?」
さっきの白髪ノッポ…いつの間に俺の後ろに
マスター「見てなって。っつーわけで、お暇潰しに相手してくれよ」
九楽 澪「…相手ぇ?いいぜやってやるyっ…」
スパァアンッ!
俺との距離は少なくとも8メートルはあったはずなのに、「マスター」は一瞬で俺の間合いに入り、拳2発と蹴り4発を頭部に叩き込んだ。
当然俺は…
マスター「『ツミ』だ」
九楽 澪「…」
失神した
〜30分後〜
マスター「おーい」
九楽 澪「…」
誰かが呼んでる?ってかここはどこだ?
灰色の空…じゃない。屋内だ。
会社のオフィス?跡地?
確か俺はマスターって奴に失神させられて…
バチイィィン!!
九楽 澪「痛てえええええ!!」
何かに殴られた。この感触は…傘だ!!
アタルフ「起きろよー。寝坊助。」
九楽 澪「お前は!!白髪ノッポ!」
アタルフ「殺すぞテメェ」
マスター「盛り上がってんなー!意外と馴染みやすいタイプ?」
よっ…と言わんばかりの態度で出てきやがった。さっきの拳蹴り6発喰らわせたガキが…
クラーレ「あっ…テメエさっきはよくも」
マスター「悪かったって。謝ったからいいだろ?俺達仲間だしよ」
クラーレ「仲間!?俺が!?」
マスター「そうそう、R勢の仲間入りなんだから。
やられた奴はやった側に下るもんだろ?」
クラーレ「…」
アタルフ「?…どうした?」
クラーレ「俺はR勢には…ならない」
アタルフ「あ??」
マスター「…」
クラーレ「お前らR勢、人の気も省みずに私腹を肥やすゴミにはついていけねえ。」
アタルフ「おいおい。誰がゴミだって?」
クラーレ「俺は!『希望』になるために…R勢を倒す!!」
アタルフ「希望?」
???「へえ、面白ぇ冗談だな」
クラーレ「!?」
何者かが積み上げられたダンボールに鎮座している
アタルフ「降りろヒナタ。落ちたら危ない」
優し…
ヒナタ「トップ2が揃いも揃って何か運んできたと思ったら、ただのヒヨコかよ。」
アタルフ「あ?」
クラーレ「ヒヨコ?」
ヒナタ「え?」(ヒヨコみたいな初心者で可愛いってつもりで言ったんだけど)
マスター「あーあ仲間が増えたと思ったのに残念だ。」
ゾワッ…
クラーレ「あ…」
威圧感だ…初めてあった時と同じ…
マスター「顔と金的。どっちがいい?」
クラーレ「一つ教えろ。なんでRなんてしてんだ?」
マスター「じゃあ顔面な」
クラーレ「え…ちょっ…」
ギュアッ…
蹴りが俺の頭部に炸裂する…と思った所ですんどめした
マスター「うん…合格だ」
クラーレ「?え??え??」
マスター「アタルフー。コイツに撲滅隊の設備もろもろ教えといてー。」
アタルフ「…わかったわかった」
クラーレ「え…どういうこと…」
アタルフ「どういうって…俺らはR勢じゃねえ。今のはテスト」
クラーレ「え」
ヒナタ「お前が撲滅隊に足りうる信念を持ってるのか確かめたんだよ。ヒヨコちゃん」
オレンジ髪がニコニコ笑う
クラーレ「ええ」
マスター「そう…何を隠そう俺達はR撲滅隊だからな!」
クラーレ「えええええええええええ!?」
マスター「そして俺が隊長!」
クラーレ「えええええええええええ!?」
アタルフ「俺は万年の副隊長。」
クラーレ「…」
アタルフ「そこは驚かねーのか」
クラーレ「あ…じゃあ。」
つまり、これは撲滅隊に入る好機!
クラーレ「俺、あなた達に会いたかったんです!どうか俺も撲滅隊に…」
マスター「いーよ。というかもう名簿に追加してあるし。個人情報とかも調べといたし」
クラーレ「え。本当に?」
ヒナタ「いやー。隊長がマスターになってから人手が減ってさー、撲滅隊の幹部が俺ら3人と、ここにはいないけどあともう7人だけなんだよね。」
クラーレ「ええ…」
アタルフ「だから設備もろもろ教えとけって言ったんだろ」
ヒナタ「ついてこいよニューフレ。案内してやる」
クラーレ「ニューフレ?」
ヒナタ「新しい仲間だ」
山のように積まれたダンボールの山登りながら言う
アタルフ「という名の雑用係だろ」
ゲシッ…とダンボール箱を蹴る
マスター「言っとくけど、正式に入隊できたわけじゃないから」
クラーレ「はい?」
アタルフ「…まあ、いくら隊長が認めても、他幹部からも批判あるだろうしな」
クラーレ「じゃ…じゃあどうすれば…」
アタルフ「今度、近くの酒場で行われる撲滅隊内会議があるから。そこで決める。」
クラーレ「怖…」
ヒナタ「はっははー、まあそん時はそん時よ。
そういや名前聞いてなかったなー。
なんて名前?」
クラーレ「あ、九楽澪」
ヒナタ「ふーん。じゃあお前は『クラーレ』だ。」
クラーレ「は?いや…」
マスター「いーじゃん。よろしく。
『クラーレ』」
クラーレ「ええ…(んな強引な)」
こうして俺は撲滅隊に入り、新たな生活が始まった。
~ハラペコの酒場~
男幹部「なあ、聞いたか?撲滅隊に新人が入ったらしいぜ。」
黒髪ロングの男が煙草を吸いながら喋る
女幹部「ふわぁあ…だれ?」
白髪の女が枕をくるくる回す
男幹部「名前は…くら…なんとか。」
女幹部「ふーん…え。待って?ってことは担当地区減るの?やったー!!
これで思う存分寝られる〜!」
男幹部「アホ寝るな。」
女幹部「でも正式に入隊するには会議で決めなきゃでしょ。」
男幹部「ふん。ま、新人だろうと、どんな奴かは一目瞭然だろう」
女幹部「どうでもいいけど、半年前みたいなことにはならないで欲しいね…」
男幹部「…ああ」
ヒナタ「お前には今からR勢組織を一個潰してもらう」
クラーレ「…待って?俺に出来るの?」
ヒナタ「そりゃあお前次第よ。
不本意だけど武器は使ってよし。」
クラーレ「まだ心の準備が…」
ヒナタ「もう後ろにいるよ」
クラーレ「!?」
振り向くと、ボロボロのR勢たちがこちら
を睨んでいた。
クラーレ「これって…」
ヒナタ「うん。さっき俺がコンビニで
ボコしたR勢。仕返しに来るよう仕向けた。
それをお前が倒すんだ。」
メチャクチャだ…!この人!
何!?いきなり俺になすりつける!?
尋常じゃねえ!
ヒナタ「じゃ俺あの辺の屋根で見てるから」
そういって建物の屋根まで飛ぶ
クラーレ「は!?」
ヒナタ「半殺しにされたら助けてやるよ」
R勢a「なんだこいつ?」
R勢b「知らねえがさっきのオレンジ髪の
ガキをボコす前のウォーミングアップに
丁度いいぜ!!」
クラーレ「はー…全く…ヒナタってやつは…『半殺し?』」
首を鳴らし、軽く柔軟をする
クラーレ「『半殺し』じゃあ済まさねけど!」
R勢a,b「…!」
ヒナタ「へぇ。なかなか…」
(ONとOFFの切り替えが早い!)
クラーレ「いくぞぉぉ!!R勢!!」
俺は木刀をR勢にぶつけまくった
フゥー…フゥー…
ヒナタ「お見事ー!!
流石ボスが見込んだだけはある。」
クラーレ「は…疲れた。」
ヒナタ「初めてならそんなもんだ。
R勢を相手にするなら多対一は日常茶飯事
さぁて、仕事も終わったしコンビニにおやつ買いにいこーぜ!!」
クラーレ「もうコンビニはコリゴリ…だ…」
ドサッ…
失神
〜撲滅隊 ダンボール置き場〜
灰色の空…
目を開ければいつもそうだった。
いつもの公園で横たわって見る青空が
つい最近のことのように思う。
幸せなことや大切な人は
漠然と永遠に続いていると思い込んでしまう
それは、確実であると約束されたものでも
何でもないのに…
もう一度見たい青く澄み切った空…
父さんの顔…母さんの顔…
見たい…
クラーレ「…umm」
ヒナタ「起きたか。大丈夫か?」
相変わらずダンボールに鎮座している
クラーレ「あれ、夢…か?ヒナタ…」
ヒナタ「泣いてんのか?大丈夫か?
昨日も失神したし」
クラーレ「全然大丈夫。ていうかここは?
っていうか『昨日』?」
ヒナタ「手当てはアタルフがした。お前
一晩中寝てたんだぞ?
いくら唐突な多対一戦闘とはいえ寝過ぎ。」
クラーレ「えーそうかな。
ってか急いでる?今日なんかあった?」
ヒナタ「今日は会議だぞ。忘れたのか?
お前が正式に入隊するかを討論する。」
クラーレ「あ…やっべえええ!!
なんで起こしてくれなかったんだ!!」
ヒナタ「アホか。
母親に言うみたいなノリで言うなよ。
まあ時間的には問題ねぇから行こーぜ♪」
クラーレ「あ、そっか」
アタルフさんによると、
会議は『酒場』で行われるらしい。
会議は主に新規メンバー加入時や、
位の昇降格時、R勢との対戦決算などの時に行われる。
だから今回は俺が加入したことについての会議なのだ。
そして俺はヒナタに酒場へ案内してもらっている。
クラーレ「なー、なんで酒場でやるの?」
ヒナタ「…この地区は酒場くらいしか会議のできる場所がないんだよ。本部は何かと忙しいし。」
クラーレ「この地区?」
ヒナタ「そそ。ポヨヨモンド地区。
てお前まさか地区の名前も知らない感じ?」
クラーレ「あ、うん」
ヒナタ「とんだ世間知らずだなおい。
まず今俺達がいるのが、
大都市『バットデールシティ」だ。
それを6つに分割した地区のうち一つが
ここ『ポヨヨモンド地区』」
クラーレ「へぇー…」
ヒナタ「まあ言うて無事な建物と
人口が最も多いこの地区が一番安全。
酷い地区なら死体と物騒な薄暗い工場地帯の
オンパレードさ。
R勢の強さとか数が尋常じゃねぇ。」
クラーレ「うわ…やべー。あ、でもなんで他の地区は大丈夫なんだ?」
ヒナタ「撲滅隊と財団が見回りしてるからに決まってるだろ。俺らがいなかったら、
今頃全地区ごと逝ってるよ」
クラーレ「マジか…ていうか『財団』?」
ヒナタ「それはまた追々。着いたぞー」
クラーレ「ここが…」
目の前にあったのはいかにも酒場らしい、
古びてはいるが大きさは結構ある。
ヒナタ「ここが撲滅隊御用達の
『ハラペコの酒場』だ!」
クラーレ(ネーミングセンス壊滅的だな…)
ガチャ…
そっとドアを開けると、
中央には円形の大型テーブルがあり、奥にはカウンターと店長らしき人が上品に飲み物を入れている。右端には樽が山ずみ。
暗くもなく明るくもなく…
なんつーか落ち着く酒場って雰囲気。
ヒナタ「ごめーんマスター、遅れたー」
マスター「まだ全員揃ってないしいーよ」
テーブルの奥の席に座ったマスターが手をヒラヒラと振る
ヒナタ「だと思った〜」
軽薄…!
マスター「クラーレも席に座れよ。邪魔になるよ」
クラーレ「ああ、はい」
集まる人は10人のうち、今の所来ているのは俺入れて4人か…俺とヒナタとマスター、そしてアタルフさん
ガチャ…
???「うーっす」
扉が開くと、緑頭のポニテの男が入ってきた。縄を持ってるから恐らくウィップだ。
マスター「お!!きよはる!元気してたー!?」
きよはる「いやいや昨日ぶりだろ。
寝ぼけてる?」
そういって抱きついたマスターを引き剥がす。
『北条 清波流。撲滅隊幹部で元警官。
主に他地区の雑魚R勢の処理をする役割。』
入る前にヒナタから名簿をもらったし
これを気に名前とか覚えとこ
アタルフやヒナタもだけど見た目が濃い…
???「ふわああぁぁぁあ…」
クラーレ「!?…あくび?」
入ってきたのは白髪の女の子だ。
青目赤目のオッドアイ。多分スリープ。
会議にも関わらず枕を持ってきているのが
それを語ってる。
???「あ、久しぶり〜アタルフちゃん。
今日も髪型可愛いね〜」
アタルフ「喧嘩売ってんのか百鬼。」
ナキリ「あはは、どーせ私が勝つの
分かってるのに売るわけないでしょ〜♪」
アタルフ「上等だ寝坊助ェ…(怒)」
関節をゴキゴキ鳴らす
凄いな…自分より一回り高身長なアタルフ
に怯みもせずに煽るなんて…
百鬼 心桜(ナキリ コハル)。撲滅隊幹部。古参のスリープ使い。文字通り枕を使う。
『眠る百鬼夜行』の異名をもつ。料理担当。
???「おい。」
クラーレ「!?…はい!?」
いつの間にか後ろに…
???「おまえ九楽 澪?」
クラーレ「あ…そうです。」
スタン「菅原 炭彦だ。
まあ『スタン』とでも呼べ。よろしくな」
クラーレ「…はい」
マスター「うーっし、じゃあ全員そろったし、今から…」
ヒナタ「ん?ちょいちょい、
あと2人来てないのがいるだろ〜。」
マスター「ああ…アイツはいいよ」
ヒナタ「おいおい、それじゃあ…」
アタルフ「マスターがそういうんだ。
いいから始めんぞ。」
マスター「まずは、クラーレ。自己紹介。」
いきなりかい
クラーレ「えーと九楽 澪です。
剣使います。撲滅隊に入隊したく思い、
ここに来ました。」
・ ・ ・
沈黙…
ナキリ「スピー…スピー…zzz…」
ヒナタ「昨日のパトロールでコイツR勢組織を一人で潰してたし、強さは申し分ない。
殺る時のONとOFFの切り替えも出来るようだし。俺は同意だよ」
ニカニカ笑う
きよはる「へぇ〜いいじゃん。」
アタルフ「小型組織とはいえ一人で多数を
相手出来る奴は少ない。重宝すべきだ」
スタン「…」
ヒナタ「だろ〜?」
???「そんなことよりもその阿呆の
言ったことをもう一度復唱してなよ。」
クラーレ「!?」
何者かが樽の上にふんぞり返っている
アタルフ「降りろ虎。落ちたら危ない。」
だから優しいんよ
あっくん「コイツの入隊は正式ではない。
なれば俺は死に物狂いで反対するよ。」
虎川 周(トラカワ アマネ)
上級のR勢を50人相手に殲滅した天才。
マスター「その理由は?」
あっくん「復唱しろと言ったはずだよ。
その人は自己紹介の時にR勢に
会ったらどうするのかすら述べなかった。
そんな無真意な人をウチには入れたくない」
クラーレ「!!…あ」
あっくん「何とか言ったらどうなのかな。
ヒナタ。それでもこの人を信用する?
信頼する?入隊を勧める?」
ヒナタ「うーん…」
クラーレ「ええ…」
やばい…この子の乱入で一気に賛成側が劣勢だ…
???「なんだなんだァ?
面白ぇ奴が入ってきたなぁ…おい」
マスター「…さつじんき」
黒髪ロングの赤目の男だ
神楽坂 殺人。
最古参のメンバーで、
一人で100人を一掃できる強さを持つ
クラーレ「あの…!一旦落ち着きまs」
バキィィィ!!
右頬を殴りつける
クラーレ「ごふっ…」
ヒナタ「てめぇ…クラーレに何しやがる」
さつじんき「ハハッ
ここで喧嘩おっぱじめるか?」
さつじんき「ここで喧嘩おっぱじめるか!?」
クラーレ「…ってえ。」
この人生で何度も殴られた中で一番強い威力
だ
さつじんき「入隊時の挨拶も出来ねえ腰抜けは俺が捻切ってやるぜ!!」
チャキッ
携えていた袋竹刀を振り、俺の額に直撃する
と思ったとき、
その竹刀を細い縄が捕らえた。
きよはる「やめろ。さつじんきぃ…」
さつじんき「…」
きよはる「お前何しにここに来たんだ?
会議か?乱闘か?」
さつじんき「さぁ?」
両者とも武器を下ろす。
さつじんき「今この場にいる幹部共!
耳の穴がっぽじってよく聞け!!」
竹刀を腰に戻す
さつじんき「俺は増殖隊に入る」
クラーレ「!?」
酒場がざわめく
増殖隊は今現在最も勢力を伸ばしている
R勢組織の一つだ。
すたん「貴様裏切るのか…?」
ヒナタ「てめぇ〜。また問題事起こすつもりかよ?」
さつじんき「こんな有象無象がチンタラ戦う撲滅隊で馴れ合っていくつもりはねぇ。
じゃあな〜。」
そう言い残すと酒場の扉から出て行く
マスター「さつじんき!!…」
アタルフ「行っちまったな…」
すたん「全く…アイツは何がしてぇのかまるでわかんねぇな」
きよはる「撲滅隊最古参の一人だし、
皆をまとめる立場にあるってのに…」
クラーレ「!!」
さつじんきくんが撲滅隊の古参!?
あの人が…
ヒナタ「んで…どうする?会議続けるか?賛否両論で結論が出てねぇけど…」
あっくん「鼓膜でも爆発したの?
この状況・会話から判断して新人の参加が
どうこうなんて考えられるワケがないよね」
ヒナタ「あーはいはい。わかったわかった」
ヒナタが悪口混じりに口説くあっくんを遮る
マスター「仕方ない。今日は解散だ!!皆それぞれ自分の担当地区に戻るように!!」
幹部達「了解。」
ナキリ「zzz…んがっ!?え、なに!?
なんかあったの!?」
アタルフ「お前もう一生寝とけ。(怒)」
マスター「クラーレ、屋上に来てくれ。」
クラーレ「え?なんで」
マスター「話がしたい」
クラーレ「あ。ああ…はい」
〜酒場の屋上〜
クラーレ(なんだろう話って…)
灰色の空の中で首を傾げる。
マスターは屋上の奥で寂れた街の景色を
見渡していた。
マスター「来たか。クラーレ。」
クラーレ「はい。それで話とは…」
マスター「まあ、座れよ。立って話すのも忍びない。」
クラーレ「あ、それじゃあ失礼します。」
俺はマスターさんと並んで腰を下ろした。
マスター「ごめんなさっきは。とんだウチの恥を晒しちまったな」
クラーレ「そんな。とんでもない…」
マスター「さっき酒場から出て行った奴いるだろ?」
クラーレ「『さつじんきさん』ですか…」
マスター「アイツは俺と一緒に撲滅隊に入ったんだ」
クラーレ「え!?撲滅隊を作ったのはマスターさんじゃ…」
マスター「違うよ。俺は二代目。初代撲滅隊隊長は、俺の兄さん。『羽水 天元』」
クラーレ「!!…もしかしてそれって…伝説の『ぱすてん隊長』!?」
マスター「知ってるのか。そう。兄さんは、ぱすてんは、今在る撲滅隊を築き上げた
張本人。」
クラーレ「まさか…マスターさんが、
あのぱすてん隊長の弟だったなんて…」
マスター「そう、で俺はその時副隊長で…
さつじんきは、幹部達をまとめる大将みたいなもんだったんだ。
俺と同い年、8歳だったのに凄いだろ?」
クラーレ「え…8?」
なんと俺が15で撲滅隊に入るか否かの話をしている中、この人達は僅か8歳で
撲滅隊幹部だったそうだ。
マスター「さつじんきは副隊長の仕事に慣れていない俺を8年も支えてくれたんだ。
だから…」
クラーレ「R勢になるのは認めません。」
マスター「?」
クラーレ「マスターさんの大事な人がR勢になるなんて、俺は認めませんよ」
マスター「お前…」
クラーレ「絶対にR増殖隊を倒しましょう!!」
マスター「ははっ。ありがとうクラーレ」
撲滅隊に入隊する話は中断だ。
まずはさつじんきさんを取り返すのが先…
クラーレ(これが俺の最初の出陣だ!!)
〜R増殖隊アジト〜
???「撲滅隊は100人…そして幹部が一人抜けた…」
したっぱ「はい」
???「今や増殖隊の人数は900を超えている。もはやR勢の主導権は俺の手中。
そんな勝利の渦中に現れたのが
お前、神楽坂 殺人。か」
さつじんき「よお増殖隊首領。いや、
煽動皇帝 『六波羅 煽童』。通称ROA」
ROA「その通りだ。
俺が増殖隊の二代目首領。
で?撲滅隊の幹部が何でここに?
なんでも隊長の座を奪ったマスターへの
復讐とか。」
さつじんき「弱い仲間にウンザリしたのさ」
ROA「なるほどな。弱きは助けず壊す。
お前もぶっ壊れてるよなぁ。」
LIN「おい。認める気か?」
ROA「頭のイカれた奴はウェルカム。
裏切り者はぶち壊す。袋叩きじゃあ済まさねぇけどなあ!?」
LIN「…」
さつじんき「殺られる謂われはないな。
何故なら俺は裏切らない。強者にはな」
ROA「ははっ。こりゃあひでぇ故障だ。」
〜ヒナタの家〜
俺は今ここにいてもいいのだろうか…
場違いではないか?
俺が友達の家に上がるというニュアンスが
おかしいのでは…
ヒナタ「?…なにボーっとしてんだお前。」
クラーレ「はっ…いやあなにも…」
ヒナタ「悪いな。今日は突然。」
クラーレ「いや。俺も友達の家に
上がれるなんて嬉しくて」
ヒナタの家は酒場と本部の中間地点にある
喫茶店の廃墟のような所だった。
ヒナタ「はははっ(笑)
お前普通にいい奴なのにダチいなかったのか?」
クラーレ「余計なお世話。」
ヒナタ「俺の母親が経営してた喫茶店。
廃墟になったけどな。料理は普通だったが、
いつも客でごった返して賑やかだった。」
クラーレ「へえ…!凄いな!」
ヒナタ「母親は死んで、喫茶店も潰されて
、今ではこの有り様さ。」
クラーレ「…そうか…」
ヒナタ「悔しいのはお前だけじゃねえ
ってことだ。」
クラーレ「!!」
ヒナタ「一緒にRを無くそうぜ」
クラーレ「…ああ。ありがと」
ヒナタ「今日お前を呼んだのは他でもない。
さつじんきの救出作戦だ。」
クラーレ「…!!」
さつじんき…!!
ヒナタ「さつじんきはマスターの腹心。
アイツがいなけりゃあ、撲滅隊は危うい。」
クラーレ「ですよね…あんな昔から…」
ヒナタ「そう。で、今アイツがいるのは
大型R勢勢力『R増殖隊』。
倒すべきはそこの首領。『六波羅 煽童』。
アイツを倒さねえ限りさつじんきは戻らない。」
クラーレ「ええ…というか六波羅って?」
ヒナタ「通称ROA。それも撲滅隊の幹部並みの
強さを持つ。大抵のR勢は一人一人は弱く、
群れているが、
強いのにRをしているのもいる。
そのR勢がROAだ。」
クラーレ「とりま俺ら幹部じゃあキツい。
だから…」
チリンチリン…♪
ドアが開いた。古びたベルが客を迎える。
マスター「やあ」
アタルフ「あ?クラーレもいたのか」
クラーレ「マスターさんとアタルフさん!?」
ヒナタ「おーマスター。よく来たな。
どうした?俺の料理でも食いたくなった?」
マスター「そうだなー。じゃあタピオk…」
アタルフ「あーほ。頼むな。大事な用事が…あ、俺はコーヒーで。」
ヒナタ「お前も頼むんじゃん。」
クラーレ「廃墟になっても料理とか
飲み物作れるんですね…」
ヒナタ「当然。お前にも作ろうか?」
クラーレ「じゃあジンジャーエールで」
ユウメ「まだまだこれからだよマスター!」
マスター「何言ってんだ?お前ら…」
ソウル「だからよぉ。卑怯な手を使って勝つのがR勢だっt…」
マスター「ちげーよ。」
ソウル「は?」
マスター「なんでお前ら如きが俺を相手に
まだ生きてられると思ってんだ}」
ゾクッ!!!!
緊張感が走る
ソウル「あ…あ…」
ユウメ「!!」
ブワッ…
マスターの拳がソウルの顔前まで来る
ピシャン!
再び鞭が腕に巻き付く
ユウメ(よし…あとは引き寄せて縛れば)
グイ…グイ…
ユウメ「!!?…動かない??」
ソウル「コイツ…」
スパァァン!!!!
上半身を下げ、
マスターの踵がソウルの顔に直撃する
ドサッ…
ソウル「………」
ユウメ「ソウル!」
グイッ!!
鞭を引っ張る
ユウメ「!?」
マスタ「お前らにやる時間なんて1秒もない」
ゴッ!!!
拳がユウメの顔面に直撃する
ユウメ「かっ…」
閃光がユウメの頭に命中する
マスター「意外と姉貴の方が頑丈な感じか?
まぁどちらにせよ、これで公平だよなぁ?」
ユウメ「ビキッ…怒」
後方〜
あっくん「『とっぷうおろし!!』」
ガガガガガガッ!!
R勢共「ぎゃあああ!」
あっくん「どうせ負けるんだから
せめて静かに逝けよ…」
きよはる「これで7割くらいか。弱ぇな。」
コハル「グゥ…」
スタン「!!…いない」
きよはる「何が?」
スタン「土で遠ざけといたアタルフがいねぇ!!」
土の壁はもぬけの殻
あっくん、きよはる「えぇ!?」
ヒナタ「いねーなぁ。どこだよマスターは…」
クラーレ「!!」
工場の隙間から人影が三つあるのが見える
ヒナタ「どうした?クラーレ」
クラーレ「いや…ちょっと外見てくる!!」
ヒナタ「え?ちょっ、おい待てよ!!」
アジト裏~
アタルフ「ん゙ん゙ー!!」
白服の男「うるせぇな。大人しくしろ!!」
黒シャツ「はやくしなよ~。拉致しろとの
命令だからね。」
白服の男「こんな化け物捕らえるだけでも
無理難題なのに拉致とか冗談じゃねぇっての!」
黒シャツ「僕も顔を隠してるとはいえ、
撲滅隊の幹部に顔を見られるワケには
いかないし、帰らせてもらおうかな。」
クラーレ「何してんだ!!」
白服の男「!!」
黒シャツ「?」
ヒナタ「アタルフ!?お前ら…
アタルフをどうするつもりだ!!」
白服の男「ッチ…もう見つかったか…」
黒シャツ「連れていく。拉致ってとこかな。」
クラーレ「なんだと!?」
ヒナタ「!…白い服に十字架…
お前ら赤十邇だな!?」
クラーレ「赤十邇!?」
ヒナタ「一番最初に創られた、首領+幹部10人。計11人のR勢からなる軍だ。
ぱすてん隊長が潰したはずなのに…」
黒シャツ「はは。Rなんて何度でも蘇るさ。
バトルで気絶しても地面から這い上がれるようにね。」
白服の男「赤十邇は幹部のROAが抜けて
そのまま逝ったからもう10人だけどな。」
クラーレ(ROA…!!アイツが…)
白服の男「もう逃げようぜ!」
黒シャツ「いや。逃げるのはまだだよ。
オモチャが揃ったし。」
白服の男「ハァ!?何言って…」
ドオオオォォン!!
顔面が爆破する
白服の男「ゲフッ…」
ヒナタ「さっきからオモチャだかなんだかうるせぇけどなァ…
俺ら撲滅隊はお前らみたいな偽の友情でできた『群れ』じゃない。
決して失うことのない覚悟でできた
『仲間』だ!!」
クラーレ「そうだ!アタルフは絶対取り返す」
黒シャツ「…返してあげたいけど生憎、
僕らも簡単にはアタルフを手放したくない
だからこうしよう。
今から君らにとあるR勢と戦ってもらう。
1対1で勝てたら返すよ。
それが撲滅隊のポリシーでもあるしね?」
ザッザッザッ…
???「死体の処理は済んだかァ?撲滅隊」
クラーレ、ヒナタ「!!」
聞き覚えのある声。邪気を放っている
ヒナタ「R勢の死体なんて触りたくもねぇからな。ROA」
ROA「そこの黒シャツが俺を生き返らせた。
追加された人生を破壊に尽くせってなあ。
さあ、二人まとめて壊してやるよ。」
クラーレ「六波羅…煽人」
※小説の中に稀に絵を入れることがあります
※フィクションです。
※下手です。
※登場人物として同好会の皆さんを出すことがあります。小説に出たい人はコメント欄で
キャラや物語の調整等で約半年もの間空いてしまいました。申し訳ない
では本編をどうぞお楽しみください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
原初のR
原初の非R
〜非R勢〜
〜R勢〜
首領1人、幹部10人で成り立っている
〜中立派〜
原初の非R
羽水 天元 呼称:轟のぱすてん
トロモフに並ぶ拳士としてその名を轟かせたという。
その鋼の如く鍛えられた肉体から繰り出される拳技の数々は周囲の者々を圧倒していた。
マスターの兄
享年22歳。168cm。
トロモフに並ぶ拳士としてその名を轟かせたという。
その鋼の如く鍛えられた肉体から繰り出される拳技の数々は周囲の者々を圧倒していた。
マスターの兄
享年22歳。168cm。
・R撲滅隊
・九楽 澪 通称クラーレ
剣術馬鹿。主人公。父親をRに殺される。
オッドアイに見えるが左目は戦争時に
失明し、白くなった。
仇を討つために撲滅隊に入隊。
172cm。15歳。
・磨廃 稲海 通称マスター
撲滅隊隊長。拳蹴り主体で戦う。
大抵の敵は瞬殺できる。
170cm。16歳
特殊能力:??
拳や蹴りを繰り出す時に青い波動を放つ。
敵に命中しなくとも波動は放出される。
波動と本体の攻撃を込みした威力は通常の約12乗になる
・真夫 アザミ 通称アタルフ
ほぼマスターの父親代わり
撲滅隊の副長。異様な雰囲気を放っている
特殊能力:パラソル
傘を投げた所に瞬間移動できる
18歳。190cm。
・天内 日向 通称ヒナタ
撲滅隊の幹部。ムードメーカー。
満面の笑みを浮かべながら放たれる拳は
喰らった相手が炎に焼かれるような威力。
クラーレの親友
16歳。174cm。
特殊能力:ボム
・百鬼 心桜 通称:コハル、百鬼夜行
『眠る百鬼夜行』の異名を持つ。
1日の約3分の2は寝ている。料理好き。
枕を使った軽やかな身のこなしは、
普段からは想像不可能。(寝ながら戦う)
特殊能力:スリープ
眠った時に体力を回復。欠損した部位も再生可能。
反射速度も上がる。
無理矢理起こされた時は…
16歳 160cm。
・北条 清波流 通称きよはる
元警官で、皆のまとめ役。
撲滅隊の半数がイカれてる(いい意味で)中
唯一まともな人材。縄を使う。優しい性格。
特殊能力:ウィップ
16歳 174cm。
・菅原 炭彦通称:スタン
拳で語るタイプ。背景に溶け込むのが非常に得意。
警備や敵情視察などを担う逸材。
だが、『能力』が強過ぎて大抵一人で殲滅してしまう。
アタルフの言うことしか聞かない。
特殊能力:グランドオペレート
地震、地割れ、穴掘り、土手作り。
自分の見える範囲で大地のあらゆる操作が可能
17歳 187cm
・虎川 周 通称あっくん
大人しそうな見た目からは想像出来ない毒舌家。
一文一文に罵詈雑言を入れる。最年少。
『戦闘の天才』
13歳 165cm
特殊能力:トルネイド
文字通り竜巻を起こせる。
風を操れる
・神楽坂 殺人 通称:さつじんき
最古参の一人で、マスターが撲滅隊の隊長になる前から参加している。
赤い目はみたものにプレッシャーを与える。
非常に暴力的だが、忠誠心と戦闘力は随一。
18歳 177cm
特殊能力:黒刀
夜に威力が高まる刀を使える
・
剣術馬鹿。主人公。父親をRに殺される。
オッドアイに見えるが左目は戦争時に
失明し、白くなった。
仇を討つために撲滅隊に入隊。
172cm。15歳。
・
撲滅隊隊長。拳蹴り主体で戦う。
大抵の敵は瞬殺できる。
170cm。16歳
特殊能力:??
拳や蹴りを繰り出す時に青い波動を放つ。
敵に命中しなくとも波動は放出される。
波動と本体の攻撃を込みした威力は通常の約12乗になる
・
ほぼマスターの父親代わり
撲滅隊の副長。異様な雰囲気を放っている
特殊能力:パラソル
傘を投げた所に瞬間移動できる
18歳。190cm。
・天内 日向 通称ヒナタ
撲滅隊の幹部。ムードメーカー。
満面の笑みを浮かべながら放たれる拳は
喰らった相手が炎に焼かれるような威力。
クラーレの親友
16歳。174cm。
特殊能力:ボム
・
『眠る百鬼夜行』の異名を持つ。
1日の約3分の2は寝ている。料理好き。
枕を使った軽やかな身のこなしは、
普段からは想像不可能。(寝ながら戦う)
特殊能力:スリープ
眠った時に体力を回復。欠損した部位も再生可能。
反射速度も上がる。
無理矢理起こされた時は…
16歳 160cm。
・北条 清波流 通称きよはる
元警官で、皆のまとめ役。
撲滅隊の半数がイカれてる(いい意味で)中
唯一まともな人材。縄を使う。優しい性格。
特殊能力:ウィップ
16歳 174cm。
・菅原 炭彦通称:スタン
拳で語るタイプ。背景に溶け込むのが非常に得意。
警備や敵情視察などを担う逸材。
だが、『能力』が強過ぎて大抵一人で殲滅してしまう。
アタルフの言うことしか聞かない。
特殊能力:グランドオペレート
地震、地割れ、穴掘り、土手作り。
自分の見える範囲で大地のあらゆる操作が可能
17歳 187cm
・
大人しそうな見た目からは想像出来ない毒舌家。
一文一文に罵詈雑言を入れる。最年少。
『戦闘の天才』
13歳 165cm
特殊能力:トルネイド
文字通り竜巻を起こせる。
風を操れる
・
最古参の一人で、マスターが撲滅隊の隊長になる前から参加している。
赤い目はみたものにプレッシャーを与える。
非常に暴力的だが、忠誠心と戦闘力は随一。
18歳 177cm
特殊能力:黒刀
夜に威力が高まる刀を使える
- R増殖隊
・六波羅 煽人 通称ROA
増殖隊の首領。破壊、崩壊、全壊。あらゆるものを
「壊す」というのを自身のモットーとする。
チーミングは一切行わない。煽り勢。死亡
メイド服を常に身につけている。
ウィップ使い。弟が大好き。
やせ細った体からは想像出来ないほどの耐久力を持つ。
ナイトキャップを被せられた者を3秒間眠らせることが出来る。姉が大好き。
増殖隊の首領。破壊、崩壊、全壊。あらゆるものを
「壊す」というのを自身のモットーとする。
チーミングは一切行わない。煽り勢。死亡
霧叉夢芽
メイド服を常に身につけている。
ウィップ使い。弟が大好き。
霧叉魂
やせ細った体からは想像出来ないほどの耐久力を持つ。
ナイトキャップを被せられた者を3秒間眠らせることが出来る。姉が大好き。
- 赤十邇
首領1人、幹部10人で成り立っている
バトデラ好戦 本編
EP1 First times
空が青いって誰が唱えたのだろう
バキッ…!!
今では灰の空だ。
「お前みたいにRの波に乗れないゴミが一番ムカつくんだよ!!剣術の練習なんかしちゃってよ!w」
ドゴッ!!バキャ!
もしこの世界に、コイツらがいなければ
ドサッ…
この素晴らしい世界が色褪せることもなかったのに
極悪の象徴「R」
10年前、原初のRと謳われる本名不明の男「トロモフ」が創設した称号、派閥といったところだ。
裏切り、馴れ合い、虐め、暴力、人殺し。
Rになれば、それらの悪行が全て許される。
最初は戦争を止める「和平の象徴」として創られたものだった。
それを発案者であるはずのトロモフが「極悪の象徴」へと豹変させてしまったのだ。
今や人口の約9割がR勢だ。
そんなRをする者達「R勢」に殺された「非R勢」の人々は数知れず。
でも俺にはまだ希望があった。
それは「R撲滅隊」に入ること。
Rが創られてから約半年後に結成された対R勢の組織だ。
創設者は「原初の非R」と呼ばれる「羽水天元」こと「ぱすてん隊長」
2年ほど前に亡くなられて今は代替わりしているけど。
他にも非R勢の組織は存在していたけど、ほとんどがR勢によって潰された。
そんな中、約10年もの間潰されずにR勢を叩きのめし続けているのがR撲滅隊だ。
俺はそこに入ってRをぶっ飛ばしたい
っていうのを殴られながら妄想していた俺。
「九楽 澪 」15歳である。
ドサッ!
九楽 澪「ガフッ…」
R勢「今度ここで剣の練習とかしてたらマジで殺すかんなァ!!」
ギャハハハハ!!
九楽 澪「クソ…」
パチパチパチパチ…
拍手する音が響く。驚いて見ると黒曜石のような目をした黒髪の少年が立っている。
その後ろには紫目白髪ポニーテールの長身の男がいた。
???「へえ〜あんだけ殴られて意識保ってるなんてすげーじゃん」
手前の黒曜石のガキが口を開く
九楽 澪「…誰?お前ら」
???「俺が誰かどうかより自分の心配をすべきじゃない?」
九楽 澪「ッチ…お前らには関係ねえだろ!」
???「…ふーん。まあいいや。でもああいうのを相手にするには勢いが大事なんだよ」
九楽 澪「うるせえ」
???「ま…この世にまだ憂さがあんなら晴らしちまえ」
九楽 澪「!!…は…はい…?」
その眼差しは、何故か覇気を放っていた。
「はい」なんて言葉を使ったのはこれが初めてだ…
???「マスター、そろそろ時間だぞ」
後ろの白髪が諭してる…
どういう関係なんだ?
っていうか「マスター」ってコイツら何者だ?
???「おっそうだね。んじゃっお前も暗くならないうちに帰りなよ〜少年〜」
九楽 澪「…」
「少年」だって?
お前みたいなチビに言われたくねーよ
俺がたこ殴りにあった公園から家に帰る道中、10年前は華やかだった町が今や廃町。
スプレーで落書きされていたり、家や建物が半壊している。
九楽 澪「暗くならないうちに帰れ…か。」
かつて俺の家だった…半壊した建物の前に着いた。
その瞬間ポロポロと涙が出てきた。
そう、今の俺には帰る家もなければ、出迎えてくれる家族もいない。
「お前は俺の希望だ」
2年前、俺の父がR増殖隊という組織の長に致命傷を負わされ、死に際に残した言葉だ。
九楽 澪「無理だ父さん…俺は…俺は父さんの希望にはなれない…」
『憂さがあんなら晴らしちまえ』
九楽 澪「!!」
たわいもない会話だったのに、何故かその言葉が俺の闘志を爆発させた
九楽 澪「行ってくるよ。もう引かねえ。」
バキッ…!!
今では灰の空だ。
「お前みたいにRの波に乗れないゴミが一番ムカつくんだよ!!剣術の練習なんかしちゃってよ!w」
ドゴッ!!バキャ!
もしこの世界に、コイツらがいなければ
ドサッ…
この素晴らしい世界が色褪せることもなかったのに
極悪の象徴「R」
10年前、原初のRと謳われる本名不明の男「トロモフ」が創設した称号、派閥といったところだ。
裏切り、馴れ合い、虐め、暴力、人殺し。
Rになれば、それらの悪行が全て許される。
最初は戦争を止める「和平の象徴」として創られたものだった。
それを発案者であるはずのトロモフが「極悪の象徴」へと豹変させてしまったのだ。
今や人口の約9割がR勢だ。
そんなRをする者達「R勢」に殺された「非R勢」の人々は数知れず。
でも俺にはまだ希望があった。
それは「R撲滅隊」に入ること。
Rが創られてから約半年後に結成された対R勢の組織だ。
創設者は「原初の非R」と呼ばれる「羽水天元」こと「ぱすてん隊長」
2年ほど前に亡くなられて今は代替わりしているけど。
他にも非R勢の組織は存在していたけど、ほとんどがR勢によって潰された。
そんな中、約10年もの間潰されずにR勢を叩きのめし続けているのがR撲滅隊だ。
俺はそこに入ってRをぶっ飛ばしたい
っていうのを殴られながら妄想していた俺。
「
ドサッ!
九楽 澪「ガフッ…」
R勢「今度ここで剣の練習とかしてたらマジで殺すかんなァ!!」
ギャハハハハ!!
九楽 澪「クソ…」
パチパチパチパチ…
拍手する音が響く。驚いて見ると黒曜石のような目をした黒髪の少年が立っている。
その後ろには紫目白髪ポニーテールの長身の男がいた。
???「へえ〜あんだけ殴られて意識保ってるなんてすげーじゃん」
手前の黒曜石のガキが口を開く
九楽 澪「…誰?お前ら」
???「俺が誰かどうかより自分の心配をすべきじゃない?」
九楽 澪「ッチ…お前らには関係ねえだろ!」
???「…ふーん。まあいいや。でもああいうのを相手にするには勢いが大事なんだよ」
九楽 澪「うるせえ」
???「ま…この世にまだ憂さがあんなら晴らしちまえ」
九楽 澪「!!…は…はい…?」
その眼差しは、何故か覇気を放っていた。
「はい」なんて言葉を使ったのはこれが初めてだ…
???「マスター、そろそろ時間だぞ」
後ろの白髪が諭してる…
どういう関係なんだ?
っていうか「マスター」ってコイツら何者だ?
???「おっそうだね。んじゃっお前も暗くならないうちに帰りなよ〜少年〜」
九楽 澪「…」
「少年」だって?
お前みたいなチビに言われたくねーよ
俺がたこ殴りにあった公園から家に帰る道中、10年前は華やかだった町が今や廃町。
スプレーで落書きされていたり、家や建物が半壊している。
九楽 澪「暗くならないうちに帰れ…か。」
かつて俺の家だった…半壊した建物の前に着いた。
その瞬間ポロポロと涙が出てきた。
そう、今の俺には帰る家もなければ、出迎えてくれる家族もいない。
「お前は俺の希望だ」
2年前、俺の父がR増殖隊という組織の長に致命傷を負わされ、死に際に残した言葉だ。
九楽 澪「無理だ父さん…俺は…俺は父さんの希望にはなれない…」
『憂さがあんなら晴らしちまえ』
九楽 澪「!!」
たわいもない会話だったのに、何故かその言葉が俺の闘志を爆発させた
九楽 澪「行ってくるよ。もう引かねえ。」
EP2 Departure
R勢A「さっきの剣術馬鹿弱かったな〜!ww」
R勢B「次はどいつを襲う?ww」
R勢A「マスターとかどう?」
R勢B「マスター?」
R勢A「最近有名な非R勢でさー、R勢を一人で100人も沈めたらしいぜ」
R勢B「はっ…強え奴なんて噂だけだろ。」
R勢A「っつーわけで、俺達でそのマスターをぶっ飛ばしにいこってわけ!」
九楽 澪「その前に相手にする奴がいんじゃねーの?」
・・・
謎の沈黙
R勢B「!?…お前、いつからそこに!?」
R勢A「また、ぶっとばされにきたのk…」
バキャッ!!
俺は勢いよく竹刀を頭にぶつけた。
R勢は一瞬で地面に倒れた
R勢B「へ…?」
九楽 澪「次。」
R勢C「て、テメェ!!武器使うなんて卑怯だぞ!」
九楽 澪「卑怯?…どの口が言ってんだ?一人に多数で挑むテメェらR勢の方が1億倍卑怯なんだよ!!」
R勢B「…なんだと!?」
九楽 澪「いいから全員かかってこいって。まさかそんな多人数でも怖いってのかよ?」
R勢B,C「カチン…」
R勢C「上等だコラァァァ!!」
バキャッ!!バキャッバキッ!!
次々かかってくるR勢を全員竹刀で叩きのめした
R勢「ぐふっ…げふっ」
九楽 澪「フゥ…フゥ…」
パチパチパチパチ…
聞き覚えのある拍手が響く
マスター「いいねいいね!!俺が見込んだ通り!」
九楽 澪「!…お前さっきの…『マスター』だっけ?…」
いつの間に…
マスター「またタメ口?一応君の1コ上、16なんだけど」
九楽 澪「え…なんで俺の年齢知ってんの?」
マスター「っというかそんなことよりさぁ、俺コイツらのボスなんだよねー」
指を転がったR勢に差す
九楽 澪「ボスって…まさかお前らもR勢?」
???「イナミぃ。こんな野郎をどうする気だぁ?」
九楽 澪「!?」
さっきの白髪ノッポ…いつの間に俺の後ろに
マスター「見てなって。っつーわけで、お暇潰しに相手してくれよ」
九楽 澪「…相手ぇ?いいぜやってやるyっ…」
スパァアンッ!
俺との距離は少なくとも8メートルはあったはずなのに、「マスター」は一瞬で俺の間合いに入り、拳2発と蹴り4発を頭部に叩き込んだ。
当然俺は…
マスター「『ツミ』だ」
九楽 澪「…」
失神した
〜30分後〜
マスター「おーい」
九楽 澪「…」
誰かが呼んでる?ってかここはどこだ?
灰色の空…じゃない。屋内だ。
会社のオフィス?跡地?
確か俺はマスターって奴に失神させられて…
バチイィィン!!
九楽 澪「痛てえええええ!!」
何かに殴られた。この感触は…傘だ!!
アタルフ「起きろよー。寝坊助。」
九楽 澪「お前は!!白髪ノッポ!」
アタルフ「殺すぞテメェ」
マスター「盛り上がってんなー!意外と馴染みやすいタイプ?」
よっ…と言わんばかりの態度で出てきやがった。さっきの拳蹴り6発喰らわせたガキが…
クラーレ「あっ…テメエさっきはよくも」
マスター「悪かったって。謝ったからいいだろ?俺達仲間だしよ」
クラーレ「仲間!?俺が!?」
マスター「そうそう、R勢の仲間入りなんだから。
やられた奴はやった側に下るもんだろ?」
クラーレ「…」
アタルフ「?…どうした?」
クラーレ「俺はR勢には…ならない」
アタルフ「あ??」
マスター「…」
クラーレ「お前らR勢、人の気も省みずに私腹を肥やすゴミにはついていけねえ。」
アタルフ「おいおい。誰がゴミだって?」
クラーレ「俺は!『希望』になるために…R勢を倒す!!」
アタルフ「希望?」
???「へえ、面白ぇ冗談だな」
クラーレ「!?」
何者かが積み上げられたダンボールに鎮座している
アタルフ「降りろヒナタ。落ちたら危ない」
優し…
ヒナタ「トップ2が揃いも揃って何か運んできたと思ったら、ただのヒヨコかよ。」
アタルフ「あ?」
クラーレ「ヒヨコ?」
ヒナタ「え?」(ヒヨコみたいな初心者で可愛いってつもりで言ったんだけど)
マスター「あーあ仲間が増えたと思ったのに残念だ。」
ゾワッ…
クラーレ「あ…」
威圧感だ…初めてあった時と同じ…
マスター「顔と金的。どっちがいい?」
クラーレ「一つ教えろ。なんでRなんてしてんだ?」
マスター「じゃあ顔面な」
クラーレ「え…ちょっ…」
ギュアッ…
蹴りが俺の頭部に炸裂する…と思った所ですんどめした
マスター「うん…合格だ」
クラーレ「?え??え??」
マスター「アタルフー。コイツに撲滅隊の設備もろもろ教えといてー。」
アタルフ「…わかったわかった」
クラーレ「え…どういうこと…」
アタルフ「どういうって…俺らはR勢じゃねえ。今のはテスト」
クラーレ「え」
ヒナタ「お前が撲滅隊に足りうる信念を持ってるのか確かめたんだよ。ヒヨコちゃん」
オレンジ髪がニコニコ笑う
クラーレ「ええ」
マスター「そう…何を隠そう俺達はR撲滅隊だからな!」
クラーレ「えええええええええええ!?」
マスター「そして俺が隊長!」
クラーレ「えええええええええええ!?」
アタルフ「俺は万年の副隊長。」
クラーレ「…」
アタルフ「そこは驚かねーのか」
クラーレ「あ…じゃあ。」
つまり、これは撲滅隊に入る好機!
クラーレ「俺、あなた達に会いたかったんです!どうか俺も撲滅隊に…」
マスター「いーよ。というかもう名簿に追加してあるし。個人情報とかも調べといたし」
クラーレ「え。本当に?」
ヒナタ「いやー。隊長がマスターになってから人手が減ってさー、撲滅隊の幹部が俺ら3人と、ここにはいないけどあともう7人だけなんだよね。」
クラーレ「ええ…」
アタルフ「だから設備もろもろ教えとけって言ったんだろ」
ヒナタ「ついてこいよニューフレ。案内してやる」
クラーレ「ニューフレ?」
ヒナタ「新しい仲間だ」
山のように積まれたダンボールの山登りながら言う
アタルフ「という名の雑用係だろ」
ゲシッ…とダンボール箱を蹴る
マスター「言っとくけど、正式に入隊できたわけじゃないから」
クラーレ「はい?」
アタルフ「…まあ、いくら隊長が認めても、他幹部からも批判あるだろうしな」
クラーレ「じゃ…じゃあどうすれば…」
アタルフ「今度、近くの酒場で行われる撲滅隊内会議があるから。そこで決める。」
クラーレ「怖…」
ヒナタ「はっははー、まあそん時はそん時よ。
そういや名前聞いてなかったなー。
なんて名前?」
クラーレ「あ、九楽澪」
ヒナタ「ふーん。じゃあお前は『クラーレ』だ。」
クラーレ「は?いや…」
マスター「いーじゃん。よろしく。
『クラーレ』」
クラーレ「ええ…(んな強引な)」
こうして俺は撲滅隊に入り、新たな生活が始まった。
~ハラペコの酒場~
男幹部「なあ、聞いたか?撲滅隊に新人が入ったらしいぜ。」
黒髪ロングの男が煙草を吸いながら喋る
女幹部「ふわぁあ…だれ?」
白髪の女が枕をくるくる回す
男幹部「名前は…くら…なんとか。」
女幹部「ふーん…え。待って?ってことは担当地区減るの?やったー!!
これで思う存分寝られる〜!」
男幹部「アホ寝るな。」
女幹部「でも正式に入隊するには会議で決めなきゃでしょ。」
男幹部「ふん。ま、新人だろうと、どんな奴かは一目瞭然だろう」
女幹部「どうでもいいけど、半年前みたいなことにはならないで欲しいね…」
男幹部「…ああ」
EP3 Convenience
『R撲滅隊』
総勢100人
隊長、副隊長を含め、
10人の幹部と、その部下で構成されている。
およそ10年前に創立され、
数多くの対R勢組織が潰された中
10年もの間、R勢を撲滅し続けている。
『R勢』
総勢約6000人
悪質な馴れ合いをし、
あらゆる犯罪に手を染め、
今日も死者が絶えない。
非R勢が総勢600人(R撲滅隊含む)程度の中、
その10倍以上の数を誇り、
ほとんどの非R勢が数で押され
死んでいる。
どこから派生したかは不明。
誰が仕切っているのかも不明。
圧倒的数の差に対抗するべく、
この世界に存在する『極致』に入り、
肉体に刻まれた能力を使う非R勢も存在し、
今日も一般人を守るために撲滅隊は戦う。
ヒナタ「…てこと。何か質問ある?」
クラーレ「うーん…知ってることばかりだけど、『極致』って何?
えーと、アマナイさん。」
ヒナタ「ヒナタでいーよ。まあー…いわゆる人に外在するスキルってとこかな。
簡単に言えば特殊能力よ」
クラーレ「俺の剣術みたいな?」
ヒナタ「そんなもんじゃねーよ。
お前みたく剣術の類の人もいるし、氷や炎みたいな遠距離攻撃を習得した人もいる。
マスターは、『ファイター』だね。」
クラーレ「え?どういうこと?」
ヒナタ「んー…俺にも詳細はわかってないんだよな…
一説によると、遠い昔に存在したとされる
『ピンクの英雄』と関係してるとか。
それに『極致』に着ける時は人によるし。
死ぬ間際だったり、夢ん中だったり…」
クラーレ「ピンチの時が多い感じすか…」
ヒナタ「まあ、そうだね。いずれにしても
撲滅隊の幹部9人は全員『極致』に行き着いてるよ。」
クラーレ「え!?じゃあ皆…」
ヒナタ「そう。全員特殊能力持ち」
クラーレ「へー!じゃあヒナタは何の特殊能力使えんの!?」
ヒナタ「んー秘密。」
クラーレ「えー!」
ヒナタ「会議んときに教えてやるよ」
クラーレ「わかった!…って何で会議?」
ヒナタ「…さぁ?」
クラーレ「えー…。あ、そういえばさっき『幹部9人』って言ってたけど、
10人じゃなかったけ?」
ヒナタ「…ああ、あれね。
元は10人だったけど。一人抜けたんだ。」
クラーレ「あ、なんかすいません」
ヒナタ「いーよ。おっ着いたぞー。ここが
今日の仕事場だ!!」
クラーレ「近所の公園じゃないですか…」
俺がマスターと初めて会った公園
撲滅隊本部からこの公園って
結構近かったんだな…
ヒナタ「え?ここが?」
クラーレ「ああ、よく剣術の訓練してて」
ヒナタ「ほーん…ブランコに、砂場に、
ジャングルジム。
訓練するには、確かに丁度いいな。」
クラーレ「そう…なんかね」
ヒナタ「この辺りR勢の縄張りだから
訓練に丁度いいよな〜」
え?縄張り?
ヒナタ「この公園の近くのコンビニに
小規模な『R勢組織』があるから潰す。
本部の近くを根城にされちゃあ、
こちらとしても困るしよ。」
クラーレ「アナタさっき『設備もろもろ
案内してやるから付いて来い』って
言ってたよね?」
ヒナタ「んなこと言ったっけ?
どちらにせよ、まずは『腹ごしらえ』だ!!」
そういって腕をゴキゴキ鳴らす
駄目だこの人…というか撲滅隊の幹部…
もはやR勢をいたぶるのは日常茶飯事。
『腹ごしらえ』程度にしか思ってないのだ…!
ヒナタ「さてコンビニは〜あそこか!」
公園の塀の奥にコンビニが見える
クラーレ「へー結構、監視ザルだな。
まあ、油断は禁物。
気付かれないように裏から入ろ…って
あれ?ヒナタ?」
気付けばヒナタは横におらず、
コンビニへ突っ走っていた
クラーレ「え!?ちょ、ヒナタァ!?」
ヒナタ「オオォォラァアアァ!!!」
バリイィィン!
ガラスに拳をぶち込み、
爽快に砕け散る。
クラーレ(オイイイィィ!!)
R勢「なっ…なんだお前は!?出ていk…」
ドカッ!ゴッ!ゴッ!バキャ!ゴキィ!バリィン!!
目では分からないけど
R勢の悲鳴とヒナタの怒号が聞こえてくる
~15分後~
ヒナタ「ふぃ〜片付いた♪」
割れたコンビニの窓や壁の至る所に
横たわるR勢は虫の息…いやミジンコの息だ
クラーレ「あはは…腹ごしらえ出来た?」
ヒナタ「は?何言ってんだ?これからだろ?」
そういってレジ袋の中をあさる
ヒナタ「ほいっ…」
何か投げてきた
クラーレ「?…え?これ…」
コンビニ弁当…
ヒナタ「いや〜根城がコンビニで
丁度良かったぜ。あ、飲み物どうする?」
クラーレ「あ、ああ…じゃあ麦茶で」
『腹ごしらえ』ってそういうことか
公園のベンチでヒナタと座って昼飯を食った
そういえば、誰かと飯を食ったのは
いつぶりだろう…
ヒナタ「さてさて〜♪スイーツスイーツ♪」
クラーレ「…」
先刻の暴れっぷりとは
裏腹のスイーツ好きだった
ヒナタ「あー食った食った〜。」
クラーレ「あんだけ食べてよく歩けるね…」
ヒナタ「はは、大丈夫大丈夫。
次に動くのはお前だから」
クラーレ「…え?俺?」
ヒナタ「お前には今からR勢組織を
1コ潰してもらう」
総勢100人
隊長、副隊長を含め、
10人の幹部と、その部下で構成されている。
およそ10年前に創立され、
数多くの対R勢組織が潰された中
10年もの間、R勢を撲滅し続けている。
『R勢』
総勢約6000人
悪質な馴れ合いをし、
あらゆる犯罪に手を染め、
今日も死者が絶えない。
非R勢が総勢600人(R撲滅隊含む)程度の中、
その10倍以上の数を誇り、
ほとんどの非R勢が数で押され
死んでいる。
どこから派生したかは不明。
誰が仕切っているのかも不明。
圧倒的数の差に対抗するべく、
この世界に存在する『極致』に入り、
肉体に刻まれた能力を使う非R勢も存在し、
今日も一般人を守るために撲滅隊は戦う。
ヒナタ「…てこと。何か質問ある?」
クラーレ「うーん…知ってることばかりだけど、『極致』って何?
えーと、アマナイさん。」
ヒナタ「ヒナタでいーよ。まあー…いわゆる人に外在するスキルってとこかな。
簡単に言えば特殊能力よ」
クラーレ「俺の剣術みたいな?」
ヒナタ「そんなもんじゃねーよ。
お前みたく剣術の類の人もいるし、氷や炎みたいな遠距離攻撃を習得した人もいる。
マスターは、『ファイター』だね。」
クラーレ「え?どういうこと?」
ヒナタ「んー…俺にも詳細はわかってないんだよな…
一説によると、遠い昔に存在したとされる
『ピンクの英雄』と関係してるとか。
それに『極致』に着ける時は人によるし。
死ぬ間際だったり、夢ん中だったり…」
クラーレ「ピンチの時が多い感じすか…」
ヒナタ「まあ、そうだね。いずれにしても
撲滅隊の幹部9人は全員『極致』に行き着いてるよ。」
クラーレ「え!?じゃあ皆…」
ヒナタ「そう。全員特殊能力持ち」
クラーレ「へー!じゃあヒナタは何の特殊能力使えんの!?」
ヒナタ「んー秘密。」
クラーレ「えー!」
ヒナタ「会議んときに教えてやるよ」
クラーレ「わかった!…って何で会議?」
ヒナタ「…さぁ?」
クラーレ「えー…。あ、そういえばさっき『幹部9人』って言ってたけど、
10人じゃなかったけ?」
ヒナタ「…ああ、あれね。
元は10人だったけど。一人抜けたんだ。」
クラーレ「あ、なんかすいません」
ヒナタ「いーよ。おっ着いたぞー。ここが
今日の仕事場だ!!」
クラーレ「近所の公園じゃないですか…」
俺がマスターと初めて会った公園
撲滅隊本部からこの公園って
結構近かったんだな…
ヒナタ「え?ここが?」
クラーレ「ああ、よく剣術の訓練してて」
ヒナタ「ほーん…ブランコに、砂場に、
ジャングルジム。
訓練するには、確かに丁度いいな。」
クラーレ「そう…なんかね」
ヒナタ「この辺りR勢の縄張りだから
訓練に丁度いいよな〜」
え?縄張り?
ヒナタ「この公園の近くのコンビニに
小規模な『R勢組織』があるから潰す。
本部の近くを根城にされちゃあ、
こちらとしても困るしよ。」
クラーレ「アナタさっき『設備もろもろ
案内してやるから付いて来い』って
言ってたよね?」
ヒナタ「んなこと言ったっけ?
どちらにせよ、まずは『腹ごしらえ』だ!!」
そういって腕をゴキゴキ鳴らす
駄目だこの人…というか撲滅隊の幹部…
もはやR勢をいたぶるのは日常茶飯事。
『腹ごしらえ』程度にしか思ってないのだ…!
ヒナタ「さてコンビニは〜あそこか!」
公園の塀の奥にコンビニが見える
クラーレ「へー結構、監視ザルだな。
まあ、油断は禁物。
気付かれないように裏から入ろ…って
あれ?ヒナタ?」
気付けばヒナタは横におらず、
コンビニへ突っ走っていた
クラーレ「え!?ちょ、ヒナタァ!?」
ヒナタ「オオォォラァアアァ!!!」
バリイィィン!
ガラスに拳をぶち込み、
爽快に砕け散る。
クラーレ(オイイイィィ!!)
R勢「なっ…なんだお前は!?出ていk…」
ドカッ!ゴッ!ゴッ!バキャ!ゴキィ!バリィン!!
目では分からないけど
R勢の悲鳴とヒナタの怒号が聞こえてくる
~15分後~
ヒナタ「ふぃ〜片付いた♪」
割れたコンビニの窓や壁の至る所に
横たわるR勢は虫の息…いやミジンコの息だ
クラーレ「あはは…腹ごしらえ出来た?」
ヒナタ「は?何言ってんだ?これからだろ?」
そういってレジ袋の中をあさる
ヒナタ「ほいっ…」
何か投げてきた
クラーレ「?…え?これ…」
コンビニ弁当…
ヒナタ「いや〜根城がコンビニで
丁度良かったぜ。あ、飲み物どうする?」
クラーレ「あ、ああ…じゃあ麦茶で」
『腹ごしらえ』ってそういうことか
公園のベンチでヒナタと座って昼飯を食った
そういえば、誰かと飯を食ったのは
いつぶりだろう…
ヒナタ「さてさて〜♪スイーツスイーツ♪」
クラーレ「…」
先刻の暴れっぷりとは
裏腹のスイーツ好きだった
ヒナタ「あー食った食った〜。」
クラーレ「あんだけ食べてよく歩けるね…」
ヒナタ「はは、大丈夫大丈夫。
次に動くのはお前だから」
クラーレ「…え?俺?」
ヒナタ「お前には今からR勢組織を
1コ潰してもらう」
EP4 Blue sky
ヒナタ「お前には今からR勢組織を一個潰してもらう」
クラーレ「…待って?俺に出来るの?」
ヒナタ「そりゃあお前次第よ。
不本意だけど武器は使ってよし。」
クラーレ「まだ心の準備が…」
ヒナタ「もう後ろにいるよ」
クラーレ「!?」
振り向くと、ボロボロのR勢たちがこちら
を睨んでいた。
クラーレ「これって…」
ヒナタ「うん。さっき俺がコンビニで
ボコしたR勢。仕返しに来るよう仕向けた。
それをお前が倒すんだ。」
メチャクチャだ…!この人!
何!?いきなり俺になすりつける!?
尋常じゃねえ!
ヒナタ「じゃ俺あの辺の屋根で見てるから」
そういって建物の屋根まで飛ぶ
クラーレ「は!?」
ヒナタ「半殺しにされたら助けてやるよ」
R勢a「なんだこいつ?」
R勢b「知らねえがさっきのオレンジ髪の
ガキをボコす前のウォーミングアップに
丁度いいぜ!!」
クラーレ「はー…全く…ヒナタってやつは…『半殺し?』」
首を鳴らし、軽く柔軟をする
クラーレ「『半殺し』じゃあ済まさねけど!」
R勢a,b「…!」
ヒナタ「へぇ。なかなか…」
(ONとOFFの切り替えが早い!)
クラーレ「いくぞぉぉ!!R勢!!」
俺は木刀をR勢にぶつけまくった
フゥー…フゥー…
ヒナタ「お見事ー!!
流石ボスが見込んだだけはある。」
クラーレ「は…疲れた。」
ヒナタ「初めてならそんなもんだ。
R勢を相手にするなら多対一は日常茶飯事
さぁて、仕事も終わったしコンビニにおやつ買いにいこーぜ!!」
クラーレ「もうコンビニはコリゴリ…だ…」
ドサッ…
失神
〜撲滅隊 ダンボール置き場〜
灰色の空…
目を開ければいつもそうだった。
いつもの公園で横たわって見る青空が
つい最近のことのように思う。
幸せなことや大切な人は
漠然と永遠に続いていると思い込んでしまう
それは、確実であると約束されたものでも
何でもないのに…
もう一度見たい青く澄み切った空…
父さんの顔…母さんの顔…
見たい…
クラーレ「…umm」
ヒナタ「起きたか。大丈夫か?」
相変わらずダンボールに鎮座している
クラーレ「あれ、夢…か?ヒナタ…」
ヒナタ「泣いてんのか?大丈夫か?
昨日も失神したし」
クラーレ「全然大丈夫。ていうかここは?
っていうか『昨日』?」
ヒナタ「手当てはアタルフがした。お前
一晩中寝てたんだぞ?
いくら唐突な多対一戦闘とはいえ寝過ぎ。」
クラーレ「えーそうかな。
ってか急いでる?今日なんかあった?」
ヒナタ「今日は会議だぞ。忘れたのか?
お前が正式に入隊するかを討論する。」
クラーレ「あ…やっべえええ!!
なんで起こしてくれなかったんだ!!」
ヒナタ「アホか。
母親に言うみたいなノリで言うなよ。
まあ時間的には問題ねぇから行こーぜ♪」
クラーレ「あ、そっか」
アタルフさんによると、
会議は『酒場』で行われるらしい。
会議は主に新規メンバー加入時や、
位の昇降格時、R勢との対戦決算などの時に行われる。
だから今回は俺が加入したことについての会議なのだ。
そして俺はヒナタに酒場へ案内してもらっている。
クラーレ「なー、なんで酒場でやるの?」
ヒナタ「…この地区は酒場くらいしか会議のできる場所がないんだよ。本部は何かと忙しいし。」
クラーレ「この地区?」
ヒナタ「そそ。ポヨヨモンド地区。
てお前まさか地区の名前も知らない感じ?」
クラーレ「あ、うん」
ヒナタ「とんだ世間知らずだなおい。
まず今俺達がいるのが、
大都市『バットデールシティ」だ。
それを6つに分割した地区のうち一つが
ここ『ポヨヨモンド地区』」
クラーレ「へぇー…」
ヒナタ「まあ言うて無事な建物と
人口が最も多いこの地区が一番安全。
酷い地区なら死体と物騒な薄暗い工場地帯の
オンパレードさ。
R勢の強さとか数が尋常じゃねぇ。」
クラーレ「うわ…やべー。あ、でもなんで他の地区は大丈夫なんだ?」
ヒナタ「撲滅隊と財団が見回りしてるからに決まってるだろ。俺らがいなかったら、
今頃全地区ごと逝ってるよ」
クラーレ「マジか…ていうか『財団』?」
ヒナタ「それはまた追々。着いたぞー」
クラーレ「ここが…」
目の前にあったのはいかにも酒場らしい、
古びてはいるが大きさは結構ある。
ヒナタ「ここが撲滅隊御用達の
『ハラペコの酒場』だ!」
クラーレ(ネーミングセンス壊滅的だな…)
EP5 Introduce
ガチャ…
そっとドアを開けると、
中央には円形の大型テーブルがあり、奥にはカウンターと店長らしき人が上品に飲み物を入れている。右端には樽が山ずみ。
暗くもなく明るくもなく…
なんつーか落ち着く酒場って雰囲気。
ヒナタ「ごめーんマスター、遅れたー」
マスター「まだ全員揃ってないしいーよ」
テーブルの奥の席に座ったマスターが手をヒラヒラと振る
ヒナタ「だと思った〜」
軽薄…!
マスター「クラーレも席に座れよ。邪魔になるよ」
クラーレ「ああ、はい」
集まる人は10人のうち、今の所来ているのは俺入れて4人か…俺とヒナタとマスター、そしてアタルフさん
ガチャ…
???「うーっす」
扉が開くと、緑頭のポニテの男が入ってきた。縄を持ってるから恐らくウィップだ。
マスター「お!!きよはる!元気してたー!?」
きよはる「いやいや昨日ぶりだろ。
寝ぼけてる?」
そういって抱きついたマスターを引き剥がす。
『北条 清波流。撲滅隊幹部で元警官。
主に他地区の雑魚R勢の処理をする役割。』
入る前にヒナタから名簿をもらったし
これを気に名前とか覚えとこ
アタルフやヒナタもだけど見た目が濃い…
???「ふわああぁぁぁあ…」
クラーレ「!?…あくび?」
入ってきたのは白髪の女の子だ。
青目赤目のオッドアイ。多分スリープ。
会議にも関わらず枕を持ってきているのが
それを語ってる。
???「あ、久しぶり〜アタルフちゃん。
今日も髪型可愛いね〜」
アタルフ「喧嘩売ってんのか百鬼。」
ナキリ「あはは、どーせ私が勝つの
分かってるのに売るわけないでしょ〜♪」
アタルフ「上等だ寝坊助ェ…(怒)」
関節をゴキゴキ鳴らす
凄いな…自分より一回り高身長なアタルフ
に怯みもせずに煽るなんて…
百鬼 心桜(ナキリ コハル)。撲滅隊幹部。古参のスリープ使い。文字通り枕を使う。
『眠る百鬼夜行』の異名をもつ。料理担当。
???「おい。」
クラーレ「!?…はい!?」
いつの間にか後ろに…
???「おまえ九楽 澪?」
クラーレ「あ…そうです。」
スタン「菅原 炭彦だ。
まあ『スタン』とでも呼べ。よろしくな」
クラーレ「…はい」
マスター「うーっし、じゃあ全員そろったし、今から…」
ヒナタ「ん?ちょいちょい、
あと2人来てないのがいるだろ〜。」
マスター「ああ…アイツはいいよ」
ヒナタ「おいおい、それじゃあ…」
アタルフ「マスターがそういうんだ。
いいから始めんぞ。」
マスター「まずは、クラーレ。自己紹介。」
いきなりかい
クラーレ「えーと九楽 澪です。
剣使います。撲滅隊に入隊したく思い、
ここに来ました。」
・ ・ ・
沈黙…
ナキリ「スピー…スピー…zzz…」
ヒナタ「昨日のパトロールでコイツR勢組織を一人で潰してたし、強さは申し分ない。
殺る時のONとOFFの切り替えも出来るようだし。俺は同意だよ」
ニカニカ笑う
きよはる「へぇ〜いいじゃん。」
アタルフ「小型組織とはいえ一人で多数を
相手出来る奴は少ない。重宝すべきだ」
スタン「…」
ヒナタ「だろ〜?」
???「そんなことよりもその阿呆の
言ったことをもう一度復唱してなよ。」
クラーレ「!?」
何者かが樽の上にふんぞり返っている
アタルフ「降りろ虎。落ちたら危ない。」
だから優しいんよ
あっくん「コイツの入隊は正式ではない。
なれば俺は死に物狂いで反対するよ。」
虎川 周(トラカワ アマネ)
上級のR勢を50人相手に殲滅した天才。
マスター「その理由は?」
あっくん「復唱しろと言ったはずだよ。
その人は自己紹介の時にR勢に
会ったらどうするのかすら述べなかった。
そんな無真意な人をウチには入れたくない」
クラーレ「!!…あ」
あっくん「何とか言ったらどうなのかな。
ヒナタ。それでもこの人を信用する?
信頼する?入隊を勧める?」
ヒナタ「うーん…」
クラーレ「ええ…」
やばい…この子の乱入で一気に賛成側が劣勢だ…
???「なんだなんだァ?
面白ぇ奴が入ってきたなぁ…おい」
マスター「…さつじんき」
黒髪ロングの赤目の男だ
神楽坂 殺人。
最古参のメンバーで、
一人で100人を一掃できる強さを持つ
クラーレ「あの…!一旦落ち着きまs」
バキィィィ!!
右頬を殴りつける
クラーレ「ごふっ…」
ヒナタ「てめぇ…クラーレに何しやがる」
さつじんき「ハハッ
ここで喧嘩おっぱじめるか?」
EP6 Treason
さつじんき「ここで喧嘩おっぱじめるか!?」
クラーレ「…ってえ。」
この人生で何度も殴られた中で一番強い威力
だ
さつじんき「入隊時の挨拶も出来ねえ腰抜けは俺が捻切ってやるぜ!!」
チャキッ
携えていた袋竹刀を振り、俺の額に直撃する
と思ったとき、
その竹刀を細い縄が捕らえた。
きよはる「やめろ。さつじんきぃ…」
さつじんき「…」
きよはる「お前何しにここに来たんだ?
会議か?乱闘か?」
さつじんき「さぁ?」
両者とも武器を下ろす。
さつじんき「今この場にいる幹部共!
耳の穴がっぽじってよく聞け!!」
竹刀を腰に戻す
さつじんき「俺は増殖隊に入る」
クラーレ「!?」
酒場がざわめく
増殖隊は今現在最も勢力を伸ばしている
R勢組織の一つだ。
すたん「貴様裏切るのか…?」
ヒナタ「てめぇ〜。また問題事起こすつもりかよ?」
さつじんき「こんな有象無象がチンタラ戦う撲滅隊で馴れ合っていくつもりはねぇ。
じゃあな〜。」
そう言い残すと酒場の扉から出て行く
マスター「さつじんき!!…」
アタルフ「行っちまったな…」
すたん「全く…アイツは何がしてぇのかまるでわかんねぇな」
きよはる「撲滅隊最古参の一人だし、
皆をまとめる立場にあるってのに…」
クラーレ「!!」
さつじんきくんが撲滅隊の古参!?
あの人が…
ヒナタ「んで…どうする?会議続けるか?賛否両論で結論が出てねぇけど…」
あっくん「鼓膜でも爆発したの?
この状況・会話から判断して新人の参加が
どうこうなんて考えられるワケがないよね」
ヒナタ「あーはいはい。わかったわかった」
ヒナタが悪口混じりに口説くあっくんを遮る
マスター「仕方ない。今日は解散だ!!皆それぞれ自分の担当地区に戻るように!!」
幹部達「了解。」
ナキリ「zzz…んがっ!?え、なに!?
なんかあったの!?」
アタルフ「お前もう一生寝とけ。(怒)」
マスター「クラーレ、屋上に来てくれ。」
クラーレ「え?なんで」
マスター「話がしたい」
クラーレ「あ。ああ…はい」
〜酒場の屋上〜
クラーレ(なんだろう話って…)
灰色の空の中で首を傾げる。
マスターは屋上の奥で寂れた街の景色を
見渡していた。
マスター「来たか。クラーレ。」
クラーレ「はい。それで話とは…」
マスター「まあ、座れよ。立って話すのも忍びない。」
クラーレ「あ、それじゃあ失礼します。」
俺はマスターさんと並んで腰を下ろした。
マスター「ごめんなさっきは。とんだウチの恥を晒しちまったな」
クラーレ「そんな。とんでもない…」
マスター「さっき酒場から出て行った奴いるだろ?」
クラーレ「『さつじんきさん』ですか…」
マスター「アイツは俺と一緒に撲滅隊に入ったんだ」
クラーレ「え!?撲滅隊を作ったのはマスターさんじゃ…」
マスター「違うよ。俺は二代目。初代撲滅隊隊長は、俺の兄さん。『羽水 天元』」
クラーレ「!!…もしかしてそれって…伝説の『ぱすてん隊長』!?」
マスター「知ってるのか。そう。兄さんは、ぱすてんは、今在る撲滅隊を築き上げた
張本人。」
クラーレ「まさか…マスターさんが、
あのぱすてん隊長の弟だったなんて…」
マスター「そう、で俺はその時副隊長で…
さつじんきは、幹部達をまとめる大将みたいなもんだったんだ。
俺と同い年、8歳だったのに凄いだろ?」
クラーレ「え…8?」
なんと俺が15で撲滅隊に入るか否かの話をしている中、この人達は僅か8歳で
撲滅隊幹部だったそうだ。
マスター「さつじんきは副隊長の仕事に慣れていない俺を8年も支えてくれたんだ。
だから…」
クラーレ「R勢になるのは認めません。」
マスター「?」
クラーレ「マスターさんの大事な人がR勢になるなんて、俺は認めませんよ」
マスター「お前…」
クラーレ「絶対にR増殖隊を倒しましょう!!」
マスター「ははっ。ありがとうクラーレ」
撲滅隊に入隊する話は中断だ。
まずはさつじんきさんを取り返すのが先…
クラーレ(これが俺の最初の出陣だ!!)
EP7 R of Enemy
〜R増殖隊アジト〜
???「撲滅隊は100人…そして幹部が一人抜けた…」
したっぱ「はい」
???「今や増殖隊の人数は900を超えている。もはやR勢の主導権は俺の手中。
そんな勝利の渦中に現れたのが
お前、神楽坂 殺人。か」
さつじんき「よお増殖隊首領。いや、
煽動皇帝 『六波羅 煽童』。通称ROA」
ROA「その通りだ。
俺が増殖隊の二代目首領。
で?撲滅隊の幹部が何でここに?
なんでも隊長の座を奪ったマスターへの
復讐とか。」
さつじんき「弱い仲間にウンザリしたのさ」
ROA「なるほどな。弱きは助けず壊す。
お前もぶっ壊れてるよなぁ。」
LIN「おい。認める気か?」
ROA「頭のイカれた奴はウェルカム。
裏切り者はぶち壊す。袋叩きじゃあ済まさねぇけどなあ!?」
LIN「…」
さつじんき「殺られる謂われはないな。
何故なら俺は裏切らない。強者にはな」
ROA「ははっ。こりゃあひでぇ故障だ。」
〜ヒナタの家〜
俺は今ここにいてもいいのだろうか…
場違いではないか?
俺が友達の家に上がるというニュアンスが
おかしいのでは…
ヒナタ「?…なにボーっとしてんだお前。」
クラーレ「はっ…いやあなにも…」
ヒナタ「悪いな。今日は突然。」
クラーレ「いや。俺も友達の家に
上がれるなんて嬉しくて」
ヒナタの家は酒場と本部の中間地点にある
喫茶店の廃墟のような所だった。
ヒナタ「はははっ(笑)
お前普通にいい奴なのにダチいなかったのか?」
クラーレ「余計なお世話。」
ヒナタ「俺の母親が経営してた喫茶店。
廃墟になったけどな。料理は普通だったが、
いつも客でごった返して賑やかだった。」
クラーレ「へえ…!凄いな!」
ヒナタ「母親は死んで、喫茶店も潰されて
、今ではこの有り様さ。」
クラーレ「…そうか…」
ヒナタ「悔しいのはお前だけじゃねえ
ってことだ。」
クラーレ「!!」
ヒナタ「一緒にRを無くそうぜ」
クラーレ「…ああ。ありがと」
ヒナタ「今日お前を呼んだのは他でもない。
さつじんきの救出作戦だ。」
クラーレ「…!!」
さつじんき…!!
ヒナタ「さつじんきはマスターの腹心。
アイツがいなけりゃあ、撲滅隊は危うい。」
クラーレ「ですよね…あんな昔から…」
ヒナタ「そう。で、今アイツがいるのは
大型R勢勢力『R増殖隊』。
倒すべきはそこの首領。『六波羅 煽童』。
アイツを倒さねえ限りさつじんきは戻らない。」
クラーレ「ええ…というか六波羅って?」
ヒナタ「通称ROA。それも撲滅隊の幹部並みの
強さを持つ。大抵のR勢は一人一人は弱く、
群れているが、
強いのにRをしているのもいる。
そのR勢がROAだ。」
クラーレ「とりま俺ら幹部じゃあキツい。
だから…」
チリンチリン…♪
ドアが開いた。古びたベルが客を迎える。
マスター「やあ」
アタルフ「あ?クラーレもいたのか」
クラーレ「マスターさんとアタルフさん!?」
ヒナタ「おーマスター。よく来たな。
どうした?俺の料理でも食いたくなった?」
マスター「そうだなー。じゃあタピオk…」
アタルフ「あーほ。頼むな。大事な用事が…あ、俺はコーヒーで。」
ヒナタ「お前も頼むんじゃん。」
クラーレ「廃墟になっても料理とか
飲み物作れるんですね…」
ヒナタ「当然。お前にも作ろうか?」
クラーレ「じゃあジンジャーエールで」
EP8 Suddenly
俺達はマスターさんと話をするため、
再び本部に向かった。
マスター「増殖隊はポヨヨモンド地区の隣にある『エメ・D・ラルド地区』にある。」
ヒナタ「まじかよ…寄りによって…」
クラーレ「まずいのか?」
アタルフ「エメ・D・ラルド地区には
森があって、唯一R勢に破壊されていない自然地帯だ。」
マスター「ああ、何よりそこにはレヴェリー財団がある。」
クラーレ「財団って…一般市民をR勢から保護してるとこだっけ?」
ヒナタ「ああ、だから危ないんだよ。
森林も財団に保護されているし財団が潰れたら終わりだ…
一刻も早くEDR地区担当の幹部に連絡を…」
ガチャ…
扉が開く
???「これはこれは…撲滅隊の隊長と
その一派がお揃いで何より」
クラーレ「!」
大柄の白髪頭の男が
立っている。
ヒナタ「お前は…」
アタルフ「六波羅!?何しにきた!?」
ROA「増殖隊をRから撲滅すると聞いてな。
古くから滞在する増殖隊を壊す…
それは環境破壊よりも重い罪だ。」
クラーレ「さつじんきを返せ!この犯罪者!」
ROA「誰に向かって口をきいてんだテメェはァ!?」
クラーレ「!」
ボギャッ!!
クラーレを殴りつける
ボオオオォォン!!
クラーレ「爆ぜた!?…これは…」
ヒナタ「能力持ちかよ」
ROA。極致能力:ボム+ファイター
ROA「こんな雑魚がチンタラ戦う撲滅隊。
俺一人で破壊できるぜ。」
マスター「…」
ヒナタ「クラーレ下がってろ。
相手しろROA。丁度腹ごしらえしたかったんだ」
クラーレ「ヒナタ…」
ROA「おいおいおい!!冗談だよなあ!?コイツ一人で何が出来るん…」
バゴッ!!
ROAの鳩尾を殴りつける
ヒナタ「どーした?破壊可能なんだろ?」
ROA「ボム同士だなァ!いいねヒナタァア!!」
BOM!!
ヒナタ「っ!!」
ROA「どうだ俺の拳の威力は!?あの方に貰った能力、存分に味わえ!」
クラーレ(え…貰った?極致能力って確か…)
ヒナタ「クソ不味い拳だな…全然効いてねえよ。」
ROA「へえ、ホント『楽しー』じゃねえか。
でもよーヒナタ」
ヒナタ「!」
ガシッ…
ヒナタの拳を掴む
ROA「不良品は俺に壊される運命なんだよ!!」
ゴガアァァン!!
拳が命中するとともに爆発する
ヒナタ「…っ」
辛うじて拳を受ける
ROA「流石幹部。瞬殺される戦犯は避けたか」
ヒナタ「ゲホッ…」
ROA「見たろ?マスター。格好つけて多数を相手にしてきた撲滅隊でも、
結局一人じゃ何もできねえんだよ。
増殖隊がこの灰色の世界を支配する」
クラーレ「…!」
(あのヒナタが2、3発で…
このままだと皆が死…)
マスター「なあ。六波羅だったっけ?」
ROA「俺のことはROAとよb…」
マスター「お前のくだらない愚行で撲滅隊の真珠にくだらない埃がついた。」
ROA「埃だ?ふざけたこと言ってるとお前もぶっ壊すぞ!?」
チラッ
マスターが倒れたヒナタの方を見る
ヒナタ「マスター…悪いな…今日は腹が減って全力出せなかった…」
クラーレ(お前さんざん食ってただろ!!)
マスター「ははっ。それじゃあ仕方ねえな」
ニコっと笑う
ROA「…俺は興醒めしたぜマスター。
増殖隊と長年戦ってきた撲滅隊の長が、
こんなチビになっちまうなんてよ。」
ヒナタ「…終わったな。」
クラーレ「ちょっ…ちょっと待って。
マスター…あの爆発じゃあすぐに吹っ飛んで終わりだよ…」
マスター「…まあ仇討ちってワケでもねえけどさ、相手してくれよ。」
ROA「煙たいボヤは!!火元から消してやr…!!」
ゴッ…
ROA「る…」
マスターはROAの爆発を軽々とかわすと
凄まじい後ろ蹴りを右頬に喰らわせた。
青い閃光が飛び散る
ズザアアアァァ!!
ROA「…」
クラーレ「え…」
何が起こった?
ヒナタ「お見事〜…ゲホッ」
アタルフ「マスターやり過ぎ。多分顔面陥没してるぞ」
クラーレ(終わったって言ってたのはROAの方だったのか…)
マスター「さーて」
ROAに近付く
マスター「チビって言った落とし前付けてもらおうか!?」
クラーレ「そこ!?」
マスター「覚えとけ。綺麗な真珠には常にデカい殻に守られていることをな!!」
アタルフ「気絶してるって言ったろ。
さて、あとはアジトに行ってさつじんきを連れ戻せば終わりだな。行くぞクラーレ」
クラーレ「あ、はい…」
ROA「待てテメエラアアアアァァ!!!」
アタルフ「?」
マスター「んだよ、まだ死んでねぇのか」
ROA「俺は負けてねえェゾオオオオ!!」
怪我をしたヒナタに飛びかかる
ROA「ウオオオオォォォ!!」
パギャッ!!…
ROA「っ!…あが…」
クラーレの木刀がROAの顎に命中する
クラーレ「俺の居場所を傷つけるな!!」
マスター「へえ、やるな〜。クラーレ」
ROA「ゲフッ」
アタルフ「お前さぁ。撲滅隊と戦うんなら
一人で来るなよ。」
ROA「?」
アタルフ「R勢は一人じゃ何も出来ないんだからよ」
ヒナタ、クラーレ「…」
マスター「今から撲滅隊を呼んで、
増殖隊のあるエメDラルドに行く。
クラーレお前も来い。」
クラーレ「あ、はい」
???「あーあ…殺られちったか…」
黒いシャツの青年と白い袴を纏った少年が
屋根の上で傍観する
白袴「お前の用意した起爆剤はあれか?
随分とまあ威勢の良い雑魚だったようだが」
黒シャツ「あはは。あれでも隊長だ。
しょうがないよ。マスターがどれだけの強さかを見極めたかっただけだし。」
白袴「それが結果能力も使われずに殲滅か。
増殖隊隊長がやられる。Rにとって重大な損害」
黒シャツ「まあ落ち着けって。
起爆剤はROAじゃない。次で出すよ。
仲間を殺す起爆剤を用意する。ねぇ…」
ザッ…
黒シャツ「さつじんき」
さつじんき「…ああ」
再び本部に向かった。
マスター「増殖隊はポヨヨモンド地区の隣にある『エメ・D・ラルド地区』にある。」
ヒナタ「まじかよ…寄りによって…」
クラーレ「まずいのか?」
アタルフ「エメ・D・ラルド地区には
森があって、唯一R勢に破壊されていない自然地帯だ。」
マスター「ああ、何よりそこにはレヴェリー財団がある。」
クラーレ「財団って…一般市民をR勢から保護してるとこだっけ?」
ヒナタ「ああ、だから危ないんだよ。
森林も財団に保護されているし財団が潰れたら終わりだ…
一刻も早くEDR地区担当の幹部に連絡を…」
ガチャ…
扉が開く
???「これはこれは…撲滅隊の隊長と
その一派がお揃いで何より」
クラーレ「!」
大柄の白髪頭の男が
立っている。
ヒナタ「お前は…」
アタルフ「六波羅!?何しにきた!?」
ROA「増殖隊をRから撲滅すると聞いてな。
古くから滞在する増殖隊を壊す…
それは環境破壊よりも重い罪だ。」
クラーレ「さつじんきを返せ!この犯罪者!」
ROA「誰に向かって口をきいてんだテメェはァ!?」
クラーレ「!」
ボギャッ!!
クラーレを殴りつける
ボオオオォォン!!
クラーレ「爆ぜた!?…これは…」
ヒナタ「能力持ちかよ」
ROA。極致能力:ボム+ファイター
ROA「こんな雑魚がチンタラ戦う撲滅隊。
俺一人で破壊できるぜ。」
マスター「…」
ヒナタ「クラーレ下がってろ。
相手しろROA。丁度腹ごしらえしたかったんだ」
クラーレ「ヒナタ…」
ROA「おいおいおい!!冗談だよなあ!?コイツ一人で何が出来るん…」
バゴッ!!
ROAの鳩尾を殴りつける
ヒナタ「どーした?破壊可能なんだろ?」
ROA「ボム同士だなァ!いいねヒナタァア!!」
BOM!!
ヒナタ「っ!!」
ROA「どうだ俺の拳の威力は!?あの方に貰った能力、存分に味わえ!」
クラーレ(え…貰った?極致能力って確か…)
ヒナタ「クソ不味い拳だな…全然効いてねえよ。」
ROA「へえ、ホント『楽しー』じゃねえか。
でもよーヒナタ」
ヒナタ「!」
ガシッ…
ヒナタの拳を掴む
ROA「不良品は俺に壊される運命なんだよ!!」
ゴガアァァン!!
拳が命中するとともに爆発する
ヒナタ「…っ」
辛うじて拳を受ける
ROA「流石幹部。瞬殺される戦犯は避けたか」
ヒナタ「ゲホッ…」
ROA「見たろ?マスター。格好つけて多数を相手にしてきた撲滅隊でも、
結局一人じゃ何もできねえんだよ。
増殖隊がこの灰色の世界を支配する」
クラーレ「…!」
(あのヒナタが2、3発で…
このままだと皆が死…)
マスター「なあ。六波羅だったっけ?」
ROA「俺のことはROAとよb…」
マスター「お前のくだらない愚行で撲滅隊の真珠にくだらない埃がついた。」
ROA「埃だ?ふざけたこと言ってるとお前もぶっ壊すぞ!?」
チラッ
マスターが倒れたヒナタの方を見る
ヒナタ「マスター…悪いな…今日は腹が減って全力出せなかった…」
クラーレ(お前さんざん食ってただろ!!)
マスター「ははっ。それじゃあ仕方ねえな」
ニコっと笑う
ROA「…俺は興醒めしたぜマスター。
増殖隊と長年戦ってきた撲滅隊の長が、
こんなチビになっちまうなんてよ。」
ヒナタ「…終わったな。」
クラーレ「ちょっ…ちょっと待って。
マスター…あの爆発じゃあすぐに吹っ飛んで終わりだよ…」
マスター「…まあ仇討ちってワケでもねえけどさ、相手してくれよ。」
ROA「煙たいボヤは!!火元から消してやr…!!」
ゴッ…
ROA「る…」
マスターはROAの爆発を軽々とかわすと
凄まじい後ろ蹴りを右頬に喰らわせた。
青い閃光が飛び散る
ズザアアアァァ!!
ROA「…」
クラーレ「え…」
何が起こった?
ヒナタ「お見事〜…ゲホッ」
アタルフ「マスターやり過ぎ。多分顔面陥没してるぞ」
クラーレ(終わったって言ってたのはROAの方だったのか…)
マスター「さーて」
ROAに近付く
マスター「チビって言った落とし前付けてもらおうか!?」
クラーレ「そこ!?」
マスター「覚えとけ。綺麗な真珠には常にデカい殻に守られていることをな!!」
アタルフ「気絶してるって言ったろ。
さて、あとはアジトに行ってさつじんきを連れ戻せば終わりだな。行くぞクラーレ」
クラーレ「あ、はい…」
ROA「待てテメエラアアアアァァ!!!」
アタルフ「?」
マスター「んだよ、まだ死んでねぇのか」
ROA「俺は負けてねえェゾオオオオ!!」
怪我をしたヒナタに飛びかかる
ROA「ウオオオオォォォ!!」
パギャッ!!…
ROA「っ!…あが…」
クラーレの木刀がROAの顎に命中する
クラーレ「俺の居場所を傷つけるな!!」
マスター「へえ、やるな〜。クラーレ」
ROA「ゲフッ」
アタルフ「お前さぁ。撲滅隊と戦うんなら
一人で来るなよ。」
ROA「?」
アタルフ「R勢は一人じゃ何も出来ないんだからよ」
ヒナタ、クラーレ「…」
マスター「今から撲滅隊を呼んで、
増殖隊のあるエメDラルドに行く。
クラーレお前も来い。」
クラーレ「あ、はい」
???「あーあ…殺られちったか…」
黒いシャツの青年と白い袴を纏った少年が
屋根の上で傍観する
白袴「お前の用意した起爆剤はあれか?
随分とまあ威勢の良い雑魚だったようだが」
黒シャツ「あはは。あれでも隊長だ。
しょうがないよ。マスターがどれだけの強さかを見極めたかっただけだし。」
白袴「それが結果能力も使われずに殲滅か。
増殖隊隊長がやられる。Rにとって重大な損害」
黒シャツ「まあ落ち着けって。
起爆剤はROAじゃない。次で出すよ。
仲間を殺す起爆剤を用意する。ねぇ…」
ザッ…
黒シャツ「さつじんき」
さつじんき「…ああ」
EP9 BOSS I
エメ・D・ラルド地区~
通称EDR地区。
その名の通り緑色の森に覆われた平和な場所
R勢から一般人や森を守る財団の存在もあり
R勢に敵対視されている。
クラーレ「ここがEDR地区…」
マスター「あれ?お前来るの初めて?」
アタルフ「無理もない。基本的に非R勢は
地区から地区を行き来することは出来ない
R勢に襲われるからな。」
クラーレ「なるほど。そういえば撲滅隊の皆
を呼んでましたけど連れていかないのか?」
俺とマスターとアタルフだけだ
アタルフ「留守番。万が一のためだ。」
マスター「はは。大半サボってるだろうけどな」
アタルフ「んだと?あいつら…税金泥棒が…
(税金とかねえけど)」
コハル「はいUNOォォ!」
ヒナタ「はっや!まじかよ〜…
きよはる〜出すカードねぇならもう1回押せよ〜」
きよはる「うわ…俺うんわる。
出ませんように出ませんように…」
ポチッ
ドババババ!
きよはる「ギャアアアアアアアア!」
あっくん「乙」
きよはる「えーもう止めようぜ…?
俺の負けでいいから。
負けと分かってて続けんのは流石に…」
ヒナタ「はァ•́ω•̀)?そこが面白さだろ?」
コハル「ウンウン」
きよはる「お前ら相当ヤバいこと言ってるぞ()」
クラーレ「意外と現実味がある…」
マスター「よし着いたぞ」
クラーレ「!!」
アタルフ「ここが増殖隊のアジトだ。」
土管や鉄骨の散らばった工場跡のような
場所だ…
さつじんき「来たか。撲滅隊。」
クラーレ「さつじんき!!」
積み上げられた土管の上に一人で立っている
アタルフ「来てやったぜ。さつじんき。」
マスター「ROAは俺が片付けた。
あとはお前さえ心を開いてくれれば終わりだ。」
さつじんき「?」
マスター「俺はお前と戦いに来たわけじゃない。話をしに来た。向き合いに来た!」
クラーレ「マスターさん…」
さつじんき「…俺もアンタに用がある」
スッ…トン
クラーレ(…え?)
瞬きの瞬間にさつじんきはアタルフに近付き、横腹を斬り裂いた
さつじんき「これが限界か…」
アタルフ「ゴフッ…」
クラーレ「アタルフ!」
マスター「…テメェ」
さつじんき「悪いなマスター、アタルフ。
これは全て、俺の兄のためだ…」
マスター「!」
アタルフ「!」
クラーレ「兄の…ため?」
ざわざわ…
アジトの奥から数多の増殖隊隊員が出てくる
さつじんき「詰みだ。撲滅隊。」
通称EDR地区。
その名の通り緑色の森に覆われた平和な場所
R勢から一般人や森を守る財団の存在もあり
R勢に敵対視されている。
クラーレ「ここがEDR地区…」
マスター「あれ?お前来るの初めて?」
アタルフ「無理もない。基本的に非R勢は
地区から地区を行き来することは出来ない
R勢に襲われるからな。」
クラーレ「なるほど。そういえば撲滅隊の皆
を呼んでましたけど連れていかないのか?」
俺とマスターとアタルフだけだ
アタルフ「留守番。万が一のためだ。」
マスター「はは。大半サボってるだろうけどな」
アタルフ「んだと?あいつら…税金泥棒が…
(税金とかねえけど)」
コハル「はいUNOォォ!」
ヒナタ「はっや!まじかよ〜…
きよはる〜出すカードねぇならもう1回押せよ〜」
きよはる「うわ…俺うんわる。
出ませんように出ませんように…」
ポチッ
ドババババ!
きよはる「ギャアアアアアアアア!」
あっくん「乙」
きよはる「えーもう止めようぜ…?
俺の負けでいいから。
負けと分かってて続けんのは流石に…」
ヒナタ「はァ•́ω•̀)?そこが面白さだろ?」
コハル「ウンウン」
きよはる「お前ら相当ヤバいこと言ってるぞ()」
クラーレ「意外と現実味がある…」
マスター「よし着いたぞ」
クラーレ「!!」
アタルフ「ここが増殖隊のアジトだ。」
土管や鉄骨の散らばった工場跡のような
場所だ…
さつじんき「来たか。撲滅隊。」
クラーレ「さつじんき!!」
積み上げられた土管の上に一人で立っている
アタルフ「来てやったぜ。さつじんき。」
マスター「ROAは俺が片付けた。
あとはお前さえ心を開いてくれれば終わりだ。」
さつじんき「?」
マスター「俺はお前と戦いに来たわけじゃない。話をしに来た。向き合いに来た!」
クラーレ「マスターさん…」
さつじんき「…俺もアンタに用がある」
スッ…トン
クラーレ(…え?)
瞬きの瞬間にさつじんきはアタルフに近付き、横腹を斬り裂いた
さつじんき「これが限界か…」
アタルフ「ゴフッ…」
クラーレ「アタルフ!」
マスター「…テメェ」
さつじんき「悪いなマスター、アタルフ。
これは全て、俺の兄のためだ…」
マスター「!」
アタルフ「!」
クラーレ「兄の…ため?」
ざわざわ…
アジトの奥から数多の増殖隊隊員が出てくる
さつじんき「詰みだ。撲滅隊。」
EP10 New enemy
さつじんき「じゃあな。マスター。」
そういってアジトから姿を消す。
増殖隊隊員「煽り潰してやるぜヒャッハー☆」
クラーレ「…」
最悪だ。
アジトに行く話だったのに
撲滅隊本部を守るために仲間を置いていく
よく考えれば泥沼だ…
増殖隊全員 対 3人。内一人が負傷。
いくら強いマスターと一緒でもこれは…
マスター「…休んでてくれアタルフ。」
アタルフ「寝てられるか…マスター…俺も…」
マスター「全員まとめて…俺が⚫してやる」
ゾクッ…
クラーレ「!!」
重厚な威圧感がアジトを包む
ザッザッ…
男「へぇ…ROAを倒した撲滅隊。
さぞやアタマは強いんだろうと思ってきたけど。意外とちっちゃいんだな。」
増殖隊の中から二人の人が現れる
方や小柄の男。方や鞭を持ったメイド女。
クラーレ「?!」
男「チビだとお互い大変だな。マスタァ。」
女「可愛いねぇ…束縛してあげたくなる可愛さだねぇ…」
マスター「…誰だよ?」
男「死ぬ間際に聞くかそれ」
女「三途の川を渡るのにこれ以上覚えることなどいらないと思うけど代表の命令でね。ROAの代理で増殖隊を指揮している
『ムマタゆうめコン』。
私は姉の霧叉 夢芽。コッチは弟のソウル。」
クラーレ(ムマタゆうめコン…!)
昔バトロイでカンストを果たしたR勢姉弟だ…
マスター「なるほど。お前らがさつじんきを
誑かして寝返らせた張本人か。」
ユウメ「…んー。だとしたらどうすr…」
マスター「こうする」
パギャッ!!
ユウメに放った青い閃光が
ソウルにガードされる
マスター「!!」
ソウル「姉貴の話を聞けよ」
クラーレ「え…」
ユウメ「ッチ…汚いね…」
アタルフ「波動を耐えた…?」
ソウル「そんなに本気にならなくとも、
君ら撲滅隊の獲物は大量にあるぜ。
なぁ姉貴。」
ユウメ「私達の狙いは撲滅隊の崩御。
だから起爆剤としてさつじんきを用意し、
幹部暗殺でヒビを入れるはずだった。」
クラーレ「そんなことでさつじんきを…!」
ソウル「でもさつじんきは失敗した。」
ユウメ「ふ…ふふ…まァ楽しみが増えたねぇ…アタルフもマスターも…
可愛がってあげられるんだからねえ!!♡」
ゾクッ…
気味の悪さに凄まじい悪寒が走る
アタルフ「…」
ユウメ「アンタら増殖隊もねぇ!!
ROAの時みたいに傍観はいけないよ。
やられたら凍らして砕いて森林の肥料。」
増殖隊隊員「は…はい!!」
ユウメ「撲滅隊全員纏めて調教してあげる♡」
クラーレ「…あ…」
ただでさえ多い数に加えて
ムマタゆうめコン…
勝てるのか俺達は…それとも本当に終わ…
?「多対一。クラーレの得意分野だよな〜^^*」
クラーレ「え?」
笑みを含んだ声。
クラーレ「ヒナタ!?なんでここに…」
ヒナタ「悪いな。留守番が面倒でなぁ。」
ザッザッザッ…
ヒナタ「皆連れてきちまった」
アタルフ「!」
きよはる「あれ?さつじんきいないじゃん。
縄救助してやろうと思ってたのに。」
あっくん「すごい量の虫だな。
何匹いるんだろう…えーっと…」
コハル「おお〜丁度良いゴミ盛り!
今日は思いっきり眠れる!」
スタン「…アタルフの安全の確保は任せろ。」
マスター「ヒナタ…! 皆…!」
ヒナタ「さぁ!初めてのR勢組織対決。
2回目だし無傷で殺ろうぜ!クラーレ!」
クラーレ「もちろんだ!」
ユウメ「良い威勢…」
ソウル「気怠いな」
そういってアジトから姿を消す。
増殖隊隊員「煽り潰してやるぜヒャッハー☆」
クラーレ「…」
最悪だ。
アジトに行く話だったのに
撲滅隊本部を守るために仲間を置いていく
よく考えれば泥沼だ…
増殖隊全員 対 3人。内一人が負傷。
いくら強いマスターと一緒でもこれは…
マスター「…休んでてくれアタルフ。」
アタルフ「寝てられるか…マスター…俺も…」
マスター「全員まとめて…俺が⚫してやる」
ゾクッ…
クラーレ「!!」
重厚な威圧感がアジトを包む
ザッザッ…
男「へぇ…ROAを倒した撲滅隊。
さぞやアタマは強いんだろうと思ってきたけど。意外とちっちゃいんだな。」
増殖隊の中から二人の人が現れる
方や小柄の男。方や鞭を持ったメイド女。
クラーレ「?!」
男「チビだとお互い大変だな。マスタァ。」
女「可愛いねぇ…束縛してあげたくなる可愛さだねぇ…」
マスター「…誰だよ?」
男「死ぬ間際に聞くかそれ」
女「三途の川を渡るのにこれ以上覚えることなどいらないと思うけど代表の命令でね。ROAの代理で増殖隊を指揮している
『ムマタゆうめコン』。
私は姉の霧叉 夢芽。コッチは弟のソウル。」
クラーレ(ムマタゆうめコン…!)
昔バトロイでカンストを果たしたR勢姉弟だ…
マスター「なるほど。お前らがさつじんきを
誑かして寝返らせた張本人か。」
ユウメ「…んー。だとしたらどうすr…」
マスター「こうする」
パギャッ!!
ユウメに放った青い閃光が
ソウルにガードされる
マスター「!!」
ソウル「姉貴の話を聞けよ」
クラーレ「え…」
ユウメ「ッチ…汚いね…」
アタルフ「波動を耐えた…?」
ソウル「そんなに本気にならなくとも、
君ら撲滅隊の獲物は大量にあるぜ。
なぁ姉貴。」
ユウメ「私達の狙いは撲滅隊の崩御。
だから起爆剤としてさつじんきを用意し、
幹部暗殺でヒビを入れるはずだった。」
クラーレ「そんなことでさつじんきを…!」
ソウル「でもさつじんきは失敗した。」
ユウメ「ふ…ふふ…まァ楽しみが増えたねぇ…アタルフもマスターも…
可愛がってあげられるんだからねえ!!♡」
ゾクッ…
気味の悪さに凄まじい悪寒が走る
アタルフ「…」
ユウメ「アンタら増殖隊もねぇ!!
ROAの時みたいに傍観はいけないよ。
やられたら凍らして砕いて森林の肥料。」
増殖隊隊員「は…はい!!」
ユウメ「撲滅隊全員纏めて調教してあげる♡」
クラーレ「…あ…」
ただでさえ多い数に加えて
ムマタゆうめコン…
勝てるのか俺達は…それとも本当に終わ…
?「多対一。クラーレの得意分野だよな〜^^*」
クラーレ「え?」
笑みを含んだ声。
クラーレ「ヒナタ!?なんでここに…」
ヒナタ「悪いな。留守番が面倒でなぁ。」
ザッザッザッ…
ヒナタ「皆連れてきちまった」
アタルフ「!」
きよはる「あれ?さつじんきいないじゃん。
縄救助してやろうと思ってたのに。」
あっくん「すごい量の虫だな。
何匹いるんだろう…えーっと…」
コハル「おお〜丁度良いゴミ盛り!
今日は思いっきり眠れる!」
スタン「…アタルフの安全の確保は任せろ。」
マスター「ヒナタ…! 皆…!」
ヒナタ「さぁ!初めてのR勢組織対決。
2回目だし無傷で殺ろうぜ!クラーレ!」
クラーレ「もちろんだ!」
ユウメ「良い威勢…」
ソウル「気怠いな」
EP11 This is the dirty fighter
マスター「雑魚共はお前らに任せたぞ!撲滅隊!」
スタン「了解!」
ズズッ…ドオオォォ!
クラーレ「地盤沈下!?」
R勢達を地下に落とし、
アタルフを土で安置に遠ざける
菅原 炭彦
極致能:グランドオぺ
きよはる「オラアアア!」
ピシャン!ピシャン!
細い縄がR勢をぶんぶん振り回す
北条 清波流
極致能:ウィップ
R勢「うおおおぉぉ!」
あっくん「…」
ゴオオオォォォ!
凄まじい竜巻がR勢を襲う!
R勢「ぎゃああぁ…!」
あっくん「あっけな…」
虎川 周
極致能:トルネード
R勢1「なんなんだコイツら!?変な技使うぞ!?」
R勢2「ん?コイツこんなとこで寝てやがんぞ」
コハル「くー…かー…zzz」
R勢「もらったあァァァ!」
ドギェッ!
コハルを狙ったR勢がマクラで吹き飛ぶ
R勢「コイツ寝ながら戦ってやがる!」
コハル「ぐぅ…」
百鬼 心桜
極致能:スリープ
ドゴオオォォオン!
爆弾で雑魚達が吹き飛ぶ
ヒナタ「クラーレ!二人でマスターを援護だ!」
クラーレ「おう!!」
天内 日向
極致能:ボム
ソウル「ヒャハハハハ!」
マスターに殴りかかる
マスター「邪魔だ」
ガシッ…
拳を掴む
ソウル「やば!」
ピシャン!
マスター「!?」
マスターの腕を鞭が捕らえる
ユウメ「こっちへおいでぇ。マスターちゃ…」
ドゴッ
青い閃光が再びソウルにガードされる
ソウル「おやすみ」
ガッ…
ナイトキャップを被せる
マスター(クソッまた眠気が…)
ソウルの睡魔攻撃!
ピシャン!
マスター「グッ…」
ユウメの鞭打ち!
ユウメ「いい音♡」
ソウル「ゾクゾクすんなぁ」
マスター「お前ら2対1が卑怯だとは思わないのかよ」
ユウメ「私達はR勢だよ?」
ソウル「卑怯な手を使ってでも勝つ。
それが俺らR勢だからよぉ。」
マスター「…」
ユウメ「さぁ!まだまだこれからだよぉ?マスタァ」
スタン「了解!」
ズズッ…ドオオォォ!
クラーレ「地盤沈下!?」
R勢達を地下に落とし、
アタルフを土で安置に遠ざける
菅原 炭彦
極致能:グランドオぺ
きよはる「オラアアア!」
ピシャン!ピシャン!
細い縄がR勢をぶんぶん振り回す
北条 清波流
極致能:ウィップ
R勢「うおおおぉぉ!」
あっくん「…」
ゴオオオォォォ!
凄まじい竜巻がR勢を襲う!
R勢「ぎゃああぁ…!」
あっくん「あっけな…」
虎川 周
極致能:トルネード
R勢1「なんなんだコイツら!?変な技使うぞ!?」
R勢2「ん?コイツこんなとこで寝てやがんぞ」
コハル「くー…かー…zzz」
R勢「もらったあァァァ!」
ドギェッ!
コハルを狙ったR勢がマクラで吹き飛ぶ
R勢「コイツ寝ながら戦ってやがる!」
コハル「ぐぅ…」
百鬼 心桜
極致能:スリープ
ドゴオオォォオン!
爆弾で雑魚達が吹き飛ぶ
ヒナタ「クラーレ!二人でマスターを援護だ!」
クラーレ「おう!!」
天内 日向
極致能:ボム
ソウル「ヒャハハハハ!」
マスターに殴りかかる
マスター「邪魔だ」
ガシッ…
拳を掴む
ソウル「やば!」
ピシャン!
マスター「!?」
マスターの腕を鞭が捕らえる
ユウメ「こっちへおいでぇ。マスターちゃ…」
ドゴッ
青い閃光が再びソウルにガードされる
ソウル「おやすみ」
ガッ…
ナイトキャップを被せる
マスター(クソッまた眠気が…)
ソウルの睡魔攻撃!
ピシャン!
マスター「グッ…」
ユウメの鞭打ち!
ユウメ「いい音♡」
ソウル「ゾクゾクすんなぁ」
マスター「お前ら2対1が卑怯だとは思わないのかよ」
ユウメ「私達はR勢だよ?」
ソウル「卑怯な手を使ってでも勝つ。
それが俺らR勢だからよぉ。」
マスター「…」
ユウメ「さぁ!まだまだこれからだよぉ?マスタァ」
EP12 Flight
ユウメ「まだまだこれからだよマスター!」
マスター「何言ってんだ?お前ら…」
ソウル「だからよぉ。卑怯な手を使って勝つのがR勢だっt…」
マスター「ちげーよ。」
ソウル「は?」
マスター「なんでお前ら如きが俺を相手に
まだ生きてられると思ってんだ}」
ゾクッ!!!!
緊張感が走る
ソウル「あ…あ…」
ユウメ「!!」
ブワッ…
マスターの拳がソウルの顔前まで来る
ピシャン!
再び鞭が腕に巻き付く
ユウメ(よし…あとは引き寄せて縛れば)
グイ…グイ…
ユウメ「!!?…動かない??」
ソウル「コイツ…」
スパァァン!!!!
上半身を下げ、
マスターの踵がソウルの顔に直撃する
ドサッ…
ソウル「………」
ユウメ「ソウル!」
グイッ!!
鞭を引っ張る
ユウメ「!?」
マスタ「お前らにやる時間なんて1秒もない」
ゴッ!!!
拳がユウメの顔面に直撃する
ユウメ「かっ…」
閃光がユウメの頭に命中する
マスター「意外と姉貴の方が頑丈な感じか?
まぁどちらにせよ、これで公平だよなぁ?」
ユウメ「ビキッ…怒」
後方〜
あっくん「『とっぷうおろし!!』」
ガガガガガガッ!!
R勢共「ぎゃあああ!」
あっくん「どうせ負けるんだから
せめて静かに逝けよ…」
きよはる「これで7割くらいか。弱ぇな。」
コハル「グゥ…」
スタン「!!…いない」
きよはる「何が?」
スタン「土で遠ざけといたアタルフがいねぇ!!」
土の壁はもぬけの殻
あっくん、きよはる「えぇ!?」
ヒナタ「いねーなぁ。どこだよマスターは…」
クラーレ「!!」
工場の隙間から人影が三つあるのが見える
ヒナタ「どうした?クラーレ」
クラーレ「いや…ちょっと外見てくる!!」
ヒナタ「え?ちょっ、おい待てよ!!」
アジト裏~
アタルフ「ん゙ん゙ー!!」
白服の男「うるせぇな。大人しくしろ!!」
黒シャツ「はやくしなよ~。拉致しろとの
命令だからね。」
白服の男「こんな化け物捕らえるだけでも
無理難題なのに拉致とか冗談じゃねぇっての!」
黒シャツ「僕も顔を隠してるとはいえ、
撲滅隊の幹部に顔を見られるワケには
いかないし、帰らせてもらおうかな。」
クラーレ「何してんだ!!」
白服の男「!!」
黒シャツ「?」
ヒナタ「アタルフ!?お前ら…
アタルフをどうするつもりだ!!」
白服の男「ッチ…もう見つかったか…」
黒シャツ「連れていく。拉致ってとこかな。」
クラーレ「なんだと!?」
ヒナタ「!…白い服に十字架…
お前ら赤十邇だな!?」
クラーレ「赤十邇!?」
ヒナタ「一番最初に創られた、首領+幹部10人。計11人のR勢からなる軍だ。
ぱすてん隊長が潰したはずなのに…」
黒シャツ「はは。Rなんて何度でも蘇るさ。
バトルで気絶しても地面から這い上がれるようにね。」
白服の男「赤十邇は幹部のROAが抜けて
そのまま逝ったからもう10人だけどな。」
クラーレ(ROA…!!アイツが…)
白服の男「もう逃げようぜ!」
黒シャツ「いや。逃げるのはまだだよ。
オモチャが揃ったし。」
白服の男「ハァ!?何言って…」
ドオオオォォン!!
顔面が爆破する
白服の男「ゲフッ…」
ヒナタ「さっきからオモチャだかなんだかうるせぇけどなァ…
俺ら撲滅隊はお前らみたいな偽の友情でできた『群れ』じゃない。
決して失うことのない覚悟でできた
『仲間』だ!!」
クラーレ「そうだ!アタルフは絶対取り返す」
黒シャツ「…返してあげたいけど生憎、
僕らも簡単にはアタルフを手放したくない
だからこうしよう。
今から君らにとあるR勢と戦ってもらう。
1対1で勝てたら返すよ。
それが撲滅隊のポリシーでもあるしね?」
ザッザッザッ…
???「死体の処理は済んだかァ?撲滅隊」
クラーレ、ヒナタ「!!」
聞き覚えのある声。邪気を放っている
ヒナタ「R勢の死体なんて触りたくもねぇからな。ROA」
ROA「そこの黒シャツが俺を生き返らせた。
追加された人生を破壊に尽くせってなあ。
さあ、二人まとめて壊してやるよ。」
クラーレ「六波羅…煽人」
EP13 Nemesis
ROA「二人まとめて壊してやる」
ヒナタ「1対1か…いいぜ。やってやるよ。
多対一をなんなくやってのけんのが
俺ら撲滅隊だからな。」
クラーレ「駄目だヒナタ!タダでだえ前苦戦した相手なのに、今回はもっと強く…」
ヒナタ「黙ってなクラーレ。お前は見てろ。」
クラーレ「!!」
ROA「苦戦だぁ?それどころかお前はやられてただろうがよ」
ヒナタ「お前こそ、そんなに強いんなら
R勢なんてやめて、『正々堂々』を知るべきだろ…」
ドオオオォォン!!
爆発がヒナタに直撃する
ROA「どうしたよヒナタ…
『撲滅隊は覚悟でできた仲間だろ?』
俺らみたいに群れなくても勝てるよなぁ!?」
ヒナタ「…」
クラーレ「そんな…」
パワーが上がってる …1度死んだはずなのに…
ROA「俺は強くなるために全て捨ててきた。
仲間も、正々堂々戦うことも、
人であることも捨てた。なにもかもなァ。
その結晶を今更テメエら撲滅隊なんざに
壊されてたまるかああああぁ!!!」
ドゴオオォォオン!
クラーレ「ヒナタ!!」
ググ…
ROA「へえ、止めたか。やるじゃねえか」
ヒナタ「こちとら爆発しなれてんだよ。それより」
ROA「!?」
ドドォオオオン!!
ROAの背中が爆発する!
ヒナタ『置きボム』
クラーレ「え!?」
ヒナタ「パンチで爆破すると思ったろ?
本当はパンチと同時に爆弾を爆破させてたんだ」
ポンっと手のひらから爆弾が出てくる
ヒナタ「こんな風にな!!」
ボオオォォン!!
ROA「っ…」
ヒナタ「!!」
喰らった爆弾を吸収する
ROA「裏極『灼』」
ゴオオオォォォン!
クラーレ(今までで一番強い威力!!ヒナタは…!?)
ヒナタ「カハッ…化け物が…」
クラーレ「ヒナタ!!」
ヒナタ「わりぃなクラーレ…カッコつけといてやられちまった…」
ROA「種が分かればあっけねぇよ。
正々堂々とかいって負けるとは。
あとはお前だけだなクラーレ。」
クラーレ「負けてない…」
ROA「ああ?」
クラーレ「ヒナタは負けてない
たとえ負けても、
一人で多数に立ち向かえるやつは皆強い!!」
ROA「ほざけぇぇぇぇぇぇ!!」
ドオオオォォン!
ROA「!!?」
木刀で爆発を受け止める
クラーレ「だから俺は、
そんな撲滅隊の皆に憧れたんだ…」
ずっと一人だった…
『仲間』という存在がいないのは辛かった
クラーレ「ROA…強くなりたいのに
R勢になってどーすんだよ…!」
ROA「は?」
ボギャッ…
木刀を振り上げ、ROAの顎を打つ
ROA「かっ…」
強くなるのに必要なのは群れじゃない。
必要なのは…
クラーレ「仲間だ。戦って、立ち向かって、
傷でいっぱいの顔を見て笑い合える仲間だ」
ROA「うるせえ!」
バゴッ!!
肘鉄を喰らわせる
ROA「ちょっと喋らしとけば綺麗事述べやがって…俺は煽って自身を高める卑しいR勢。
それでいいんだよ!!」
クラーレ「お前は全てを捨てたんじゃなく、
奪われたんだろ?」
ROA「ああ!?」
クラーレ「非R勢だと、R勢から奪われる。
それが怖くてR勢になるしかなかった。
そうじゃないのか?」
ROA「…」
3年前~
当時、非R勢だった俺は戦いで
R勢を倒す日々を送っていた。
まんざらでもない、戦ってR勢から寝返った非R勢仲間と過ごし、戦う。
この日々が続けば良かったのに。
ある日、仲間がR勢に殺された。
俺もR勢数人に負けて煽りちらかされ、
人格を傷つけられた。
そこであるR勢に出会った
撲滅隊の二代目隊長が付けていた白星の
ピアスと似た黒いピアスを付けた、
紫眼の男だ。
黒いピアス「可哀想になぁROA…
人格潰されて、仲間を殺され、奪われ。
お前は多人数を相手に戦っていただけなのによォ。」
ROA「…」
黒いピアス「R勢がなんで非R勢を袋叩きにしてチーミングして煽り、奪うのか分かるか?」
ROA「わからねえ…」
黒いピアス「知ってるからだよ。」
ROA「え?」
黒いピアス「非R勢が孤独として戦い、
練り上げてきた強さ、努力の結晶。
それを知ってて壊すのがたまらないんだよ」
ROA「壊す…のが」
黒いピアス「どーだ?お前もR勢になって、
『破壊』しねーか?」
増殖隊を継ぐのを条件に、新たな人格を構成した。
『破壊』の人格を…
ROA「『九楽 澪』…とか言ったか?」
クラーレ「そうだ。」
ROA「俺は六波羅 煽人。今からお前を、
一人の戦士としてお前をぶっ飛ばす。」
クラーレ「望むところだ。」
ヒナタ「1対1か…いいぜ。やってやるよ。
多対一をなんなくやってのけんのが
俺ら撲滅隊だからな。」
クラーレ「駄目だヒナタ!タダでだえ前苦戦した相手なのに、今回はもっと強く…」
ヒナタ「黙ってなクラーレ。お前は見てろ。」
クラーレ「!!」
ROA「苦戦だぁ?それどころかお前はやられてただろうがよ」
ヒナタ「お前こそ、そんなに強いんなら
R勢なんてやめて、『正々堂々』を知るべきだろ…」
ドオオオォォン!!
爆発がヒナタに直撃する
ROA「どうしたよヒナタ…
『撲滅隊は覚悟でできた仲間だろ?』
俺らみたいに群れなくても勝てるよなぁ!?」
ヒナタ「…」
クラーレ「そんな…」
パワーが上がってる …1度死んだはずなのに…
ROA「俺は強くなるために全て捨ててきた。
仲間も、正々堂々戦うことも、
人であることも捨てた。なにもかもなァ。
その結晶を今更テメエら撲滅隊なんざに
壊されてたまるかああああぁ!!!」
ドゴオオォォオン!
クラーレ「ヒナタ!!」
ググ…
ROA「へえ、止めたか。やるじゃねえか」
ヒナタ「こちとら爆発しなれてんだよ。それより」
ROA「!?」
ドドォオオオン!!
ROAの背中が爆発する!
ヒナタ『置きボム』
クラーレ「え!?」
ヒナタ「パンチで爆破すると思ったろ?
本当はパンチと同時に爆弾を爆破させてたんだ」
ポンっと手のひらから爆弾が出てくる
ヒナタ「こんな風にな!!」
ボオオォォン!!
ROA「っ…」
ヒナタ「!!」
喰らった爆弾を吸収する
ROA「裏極『灼』」
ゴオオオォォォン!
クラーレ(今までで一番強い威力!!ヒナタは…!?)
ヒナタ「カハッ…化け物が…」
クラーレ「ヒナタ!!」
ヒナタ「わりぃなクラーレ…カッコつけといてやられちまった…」
ROA「種が分かればあっけねぇよ。
正々堂々とかいって負けるとは。
あとはお前だけだなクラーレ。」
クラーレ「負けてない…」
ROA「ああ?」
クラーレ「ヒナタは負けてない
たとえ負けても、
一人で多数に立ち向かえるやつは皆強い!!」
ROA「ほざけぇぇぇぇぇぇ!!」
ドオオオォォン!
ROA「!!?」
木刀で爆発を受け止める
クラーレ「だから俺は、
そんな撲滅隊の皆に憧れたんだ…」
ずっと一人だった…
『仲間』という存在がいないのは辛かった
クラーレ「ROA…強くなりたいのに
R勢になってどーすんだよ…!」
ROA「は?」
ボギャッ…
木刀を振り上げ、ROAの顎を打つ
ROA「かっ…」
強くなるのに必要なのは群れじゃない。
必要なのは…
クラーレ「仲間だ。戦って、立ち向かって、
傷でいっぱいの顔を見て笑い合える仲間だ」
ROA「うるせえ!」
バゴッ!!
肘鉄を喰らわせる
ROA「ちょっと喋らしとけば綺麗事述べやがって…俺は煽って自身を高める卑しいR勢。
それでいいんだよ!!」
クラーレ「お前は全てを捨てたんじゃなく、
奪われたんだろ?」
ROA「ああ!?」
クラーレ「非R勢だと、R勢から奪われる。
それが怖くてR勢になるしかなかった。
そうじゃないのか?」
ROA「…」
3年前~
当時、非R勢だった俺は戦いで
R勢を倒す日々を送っていた。
まんざらでもない、戦ってR勢から寝返った非R勢仲間と過ごし、戦う。
この日々が続けば良かったのに。
ある日、仲間がR勢に殺された。
俺もR勢数人に負けて煽りちらかされ、
人格を傷つけられた。
そこであるR勢に出会った
撲滅隊の二代目隊長が付けていた白星の
ピアスと似た黒いピアスを付けた、
紫眼の男だ。
黒いピアス「可哀想になぁROA…
人格潰されて、仲間を殺され、奪われ。
お前は多人数を相手に戦っていただけなのによォ。」
ROA「…」
黒いピアス「R勢がなんで非R勢を袋叩きにしてチーミングして煽り、奪うのか分かるか?」
ROA「わからねえ…」
黒いピアス「知ってるからだよ。」
ROA「え?」
黒いピアス「非R勢が孤独として戦い、
練り上げてきた強さ、努力の結晶。
それを知ってて壊すのがたまらないんだよ」
ROA「壊す…のが」
黒いピアス「どーだ?お前もR勢になって、
『破壊』しねーか?」
増殖隊を継ぐのを条件に、新たな人格を構成した。
『破壊』の人格を…
ROA「『九楽 澪』…とか言ったか?」
クラーレ「そうだ。」
ROA「俺は六波羅 煽人。今からお前を、
一人の戦士としてお前をぶっ飛ばす。」
クラーレ「望むところだ。」
EP14 Broken
ROA「裏極…」
パチッ…パチッ…
クラーレ(!!ヒナタに使った『裏極』を出す気だ…とんでもない質量の爆風が飛んでくる…それをなんとか掻い潜って斬る!!)
ROA「『灼!!』」
ゴオオオオオォォォ!!!
クラーレ「くっ…ぐあああ!!」
途轍もない爆風が吹き荒れる
ジジ…
クラーレ(!!…刀が焼けてきた…!当然だ!
そもそもR勢は殺さずに気絶させるのが目的だから刀も木製!!)
ヒナタ「クラーレええぇぇぇ!!」
クラーレ「やばい…死…」
プツン
クラーレ『ここは…?俺死んだのか?』
???『死んでないよ。ここは極致。』
振り返るとそこには、ピンク色のボールに短い手足がはえたような生き物がいた…
クラーレ『え。きも。誰?』
???『失礼な!!僕はR勢が出る前の一番最初の大会で優勝した星のk…』
グゥゥゥゥ…
???『腹減った…』
ズコッ
クラーレ(なんだコイツ…というか最初の優勝者ってまさか…)
バリボリバリボリ…
煎餅を齧る音が響く
???『ここは極致。』
クラーレ『へ?』
???『へ?じゃないよ。
君は今大ピンチでしょ?
だからここに来たんだよ。
今から極致能を与えるに相応しいか試練。』
クラーレ『ゴクリ…』
???『問題に答えられたら!』
クラーレ『へ?問題?』
???『どうして昔は強い人と弱い人の差が
無かったのに、今は差が大きいのかな?』
クラーレ『Rがあるから?』
???『うーん惜しい!…3点!』
なんだコイツ
クラーレ『えーっと…やっぱ能力の違い?』
???『違うね。ヒント!R勢の方が得意!』
クラーレ『ええ〜?』
???『正解はビジョンだ!』
クラーレ『ビジョン?目標ってことか?』
???『人間にはそういう傾向がある。
自分の考えを持っているのに、
何故か多い方の意見に流される。
R勢も大半そういう理由でなった人が多い』
クラーレ『…』
???『昔は戦闘における動きのビジョンを
自分で考えずに、人のを見て猿真似をする人がいたから、あまり差がつかなかった。
一人を除いてね。』
クラーレ『一人?』
???『君も聞いたことあるでしょ?
トロモフ。史上最悪のカッター使いのR勢。
動きが異次元過ぎて攻撃を受けたこともないし、逆に外したこともなかったらしい。』
クラーレ『!!』
???『まあ彼も結局の所、
ビジョンがなくてR勢になったんだろうけど。今!!!君らの世代は違う!!
撲滅隊は非R勢であり、さらに一人一人が強い!!ビジョンがあるから!!』
クラーレ「ああ。」
???『そんな撲滅隊の中で君が、
皆と肩を並べられるようにするには
どうすればいいと思う?』
クラーレ『自己流の戦略を瞬時に構築する』
???『その通り!!これで心配いらないね!!
僕直伝のこの極致能。
今なら使いこなせるはずだよ』
プツン…
※この間約0,037564秒
ゴオオオオオォォォ!
クラーレ(なんだこれ!?)
木刀が赤くなる
クラーレ(今なら出来る気がする…)
ドドォオオオン!!
木刀で斬った所が爆発する
ROA「何!?」
クラーレ「うおおおおおお!!!」
バチチチチチチ!!
爆風を焼切る
ヒナタ「まじか…!」
クラーレ「きり抜けたあああ!」
黒から元の色に戻る
ROA「くっ…」
クラーレ『イミテーションソード!!』
ザンッ!
縦に真っ二つにする
ROA「良い…剣だ」
そう言うとROAの体が崩れ消える
ヒナタ「お前まさか…極致に?」
クラーレ「えっと…多分」
九楽 澪
極致能:ミミックソード
パチッ…パチッ…
クラーレ(!!ヒナタに使った『裏極』を出す気だ…とんでもない質量の爆風が飛んでくる…それをなんとか掻い潜って斬る!!)
ROA「『灼!!』」
ゴオオオオオォォォ!!!
クラーレ「くっ…ぐあああ!!」
途轍もない爆風が吹き荒れる
ジジ…
クラーレ(!!…刀が焼けてきた…!当然だ!
そもそもR勢は殺さずに気絶させるのが目的だから刀も木製!!)
ヒナタ「クラーレええぇぇぇ!!」
クラーレ「やばい…死…」
プツン
クラーレ『ここは…?俺死んだのか?』
???『死んでないよ。ここは極致。』
振り返るとそこには、ピンク色のボールに短い手足がはえたような生き物がいた…
クラーレ『え。きも。誰?』
???『失礼な!!僕はR勢が出る前の一番最初の大会で優勝した星のk…』
グゥゥゥゥ…
???『腹減った…』
ズコッ
クラーレ(なんだコイツ…というか最初の優勝者ってまさか…)
バリボリバリボリ…
煎餅を齧る音が響く
???『ここは極致。』
クラーレ『へ?』
???『へ?じゃないよ。
君は今大ピンチでしょ?
だからここに来たんだよ。
今から極致能を与えるに相応しいか試練。』
クラーレ『ゴクリ…』
???『問題に答えられたら!』
クラーレ『へ?問題?』
???『どうして昔は強い人と弱い人の差が
無かったのに、今は差が大きいのかな?』
クラーレ『Rがあるから?』
???『うーん惜しい!…3点!』
なんだコイツ
クラーレ『えーっと…やっぱ能力の違い?』
???『違うね。ヒント!R勢の方が得意!』
クラーレ『ええ〜?』
???『正解はビジョンだ!』
クラーレ『ビジョン?目標ってことか?』
???『人間にはそういう傾向がある。
自分の考えを持っているのに、
何故か多い方の意見に流される。
R勢も大半そういう理由でなった人が多い』
クラーレ『…』
???『昔は戦闘における動きのビジョンを
自分で考えずに、人のを見て猿真似をする人がいたから、あまり差がつかなかった。
一人を除いてね。』
クラーレ『一人?』
???『君も聞いたことあるでしょ?
トロモフ。史上最悪のカッター使いのR勢。
動きが異次元過ぎて攻撃を受けたこともないし、逆に外したこともなかったらしい。』
クラーレ『!!』
???『まあ彼も結局の所、
ビジョンがなくてR勢になったんだろうけど。今!!!君らの世代は違う!!
撲滅隊は非R勢であり、さらに一人一人が強い!!ビジョンがあるから!!』
クラーレ「ああ。」
???『そんな撲滅隊の中で君が、
皆と肩を並べられるようにするには
どうすればいいと思う?』
クラーレ『自己流の戦略を瞬時に構築する』
???『その通り!!これで心配いらないね!!
僕直伝のこの極致能。
今なら使いこなせるはずだよ』
プツン…
※この間約0,037564秒
ゴオオオオオォォォ!
クラーレ(なんだこれ!?)
木刀が赤くなる
クラーレ(今なら出来る気がする…)
ドドォオオオン!!
木刀で斬った所が爆発する
ROA「何!?」
クラーレ「うおおおおおお!!!」
バチチチチチチ!!
爆風を焼切る
ヒナタ「まじか…!」
クラーレ「きり抜けたあああ!」
黒から元の色に戻る
ROA「くっ…」
クラーレ『イミテーションソード!!』
ザンッ!
縦に真っ二つにする
ROA「良い…剣だ」
そう言うとROAの体が崩れ消える
ヒナタ「お前まさか…極致に?」
クラーレ「えっと…多分」
九楽 澪
極致能:ミミックソード
EP15 Victory
黒シャツ「あ〜あ。結局こうなったか…
赤十邇の一人を殺され、さらに撲滅隊の幹部
を強化させてしまった…」
ヒナタ「さぁ、アタルフを返しt…」
あっくん「あれ、君たち何してるの?」
クラーレ「あっくん!!今コイツがアタルフを!!」
あっくん「は?アタルフなら包帯ぐるぐる巻きで工場で暴れてるけど…」
クラーレ「え、もう?」
ヒナタ「逃げんのはや…」
アタルフ「おらああああ!!!」
傘を振り回す
R勢「ぎゃあああ!!」
アタルフ「あと2割だ!!撲滅すんぞぉおおお!!」
きよはる「いやお前は休んでろよ!」
スタン「ええ!?」
ドサッ…
マスター「どうした?『まだまだこれから』
だろ?」
ユウメ「…ふ…ふふ。もう私の負け。思えば
もともと勝てるワケ無かったってことね…」
マスター「まあな。俺は最強だからな」
ユウメ「自分で言うか笑」
マスター「…でもお前らは強かったよ。
R勢として置いておくには惜しい人材だ。
どうだ?お前らも俺達と一緒に…」
ユウメ「無理だね。
私達には成すべきことがあるからね。」
マスター「成すべきこと…」
ユウメ「撲滅隊の幹部達も耳の穴がっぽ
じってよく聞きなさい!!」
クラーレ「!?」
ヒナタ「!?」
あっくん「!?」
アタルフ「!?」
きよはる「!?」
スタン「!?」
コハル「スピー…」
ユウメ「増殖隊は負け!君たち撲滅隊の勝ち。
でもこれだけは覚えときな?
撲滅隊は私らR勢が必ず潰しにかかるから!!」
ピシャン!!
ソウルを縄で掴む
ユウメ「マスター!!ソウルに踵蹴りをした
代償は高くつくよ!」
マスター「…」
クラーレ「ムマタ…ゆうめコン」
ユウメ「また会いましょう稲海ちゃん。
次こそ可愛がってあげる!!」
フッ…
ソウルを連れて消える。
アタルフ「はぁ…やっと終わった…」
スタン「フラフラですよ。アタルフさん。」
きよはる「数百人相手によく8人で勝てたな」
あっくん「8人?さつじんきは抜けたでしょ?」
ヒナタ「ちげーよ、あっくん。
新しく入った今日のMVPがいるだろ?」
あっくん「?」
アタルフ「…そうだな。よく俺を
助けてくれたもんだ。」
マスター「アイツはもう立派な撲滅隊だ。
九楽 澪。クラーレ。」
クラーレ「あれ?皆揃ってどったの?」
ヒナタ「なんでもねーよバディ。」
コハル「んがッ!!?…ええ、何かあったの?」
アタルフ「んだよ…寝坊助が…」
コハル「ハアアァァァ!?」
マスター「ハハハ…帰ろっか。疲れた…」
あっくん(…)
赤十邇の一人を殺され、さらに撲滅隊の幹部
を強化させてしまった…」
ヒナタ「さぁ、アタルフを返しt…」
あっくん「あれ、君たち何してるの?」
クラーレ「あっくん!!今コイツがアタルフを!!」
あっくん「は?アタルフなら包帯ぐるぐる巻きで工場で暴れてるけど…」
クラーレ「え、もう?」
ヒナタ「逃げんのはや…」
アタルフ「おらああああ!!!」
傘を振り回す
R勢「ぎゃあああ!!」
アタルフ「あと2割だ!!撲滅すんぞぉおおお!!」
きよはる「いやお前は休んでろよ!」
スタン「ええ!?」
ドサッ…
マスター「どうした?『まだまだこれから』
だろ?」
ユウメ「…ふ…ふふ。もう私の負け。思えば
もともと勝てるワケ無かったってことね…」
マスター「まあな。俺は最強だからな」
ユウメ「自分で言うか笑」
マスター「…でもお前らは強かったよ。
R勢として置いておくには惜しい人材だ。
どうだ?お前らも俺達と一緒に…」
ユウメ「無理だね。
私達には成すべきことがあるからね。」
マスター「成すべきこと…」
ユウメ「撲滅隊の幹部達も耳の穴がっぽ
じってよく聞きなさい!!」
クラーレ「!?」
ヒナタ「!?」
あっくん「!?」
アタルフ「!?」
きよはる「!?」
スタン「!?」
コハル「スピー…」
ユウメ「増殖隊は負け!君たち撲滅隊の勝ち。
でもこれだけは覚えときな?
撲滅隊は私らR勢が必ず潰しにかかるから!!」
ピシャン!!
ソウルを縄で掴む
ユウメ「マスター!!ソウルに踵蹴りをした
代償は高くつくよ!」
マスター「…」
クラーレ「ムマタ…ゆうめコン」
ユウメ「また会いましょう稲海ちゃん。
次こそ可愛がってあげる!!」
フッ…
ソウルを連れて消える。
アタルフ「はぁ…やっと終わった…」
スタン「フラフラですよ。アタルフさん。」
きよはる「数百人相手によく8人で勝てたな」
あっくん「8人?さつじんきは抜けたでしょ?」
ヒナタ「ちげーよ、あっくん。
新しく入った今日のMVPがいるだろ?」
あっくん「?」
アタルフ「…そうだな。よく俺を
助けてくれたもんだ。」
マスター「アイツはもう立派な撲滅隊だ。
九楽 澪。クラーレ。」
クラーレ「あれ?皆揃ってどったの?」
ヒナタ「なんでもねーよバディ。」
コハル「んがッ!!?…ええ、何かあったの?」
アタルフ「んだよ…寝坊助が…」
コハル「ハアアァァァ!?」
マスター「ハハハ…帰ろっか。疲れた…」
あっくん(…)